コラム

2021.09.07

帰宅した後に!日焼け後のアフターケアの仕方

紫外線が強くなる季節は、しっかりと紫外線対策をしていても「日焼け」してしまうものです。紫外線対策として、日焼け止めを塗ることはもちろん大切。ですが、紫外線による肌ダメージを最小限にできるかどうかは「日焼け後のアフターケア」にかかっているのです。

今回は、日焼け後のアフターケアの重要性や、簡単にできるケア方法をご紹介していきます。まずは、意外と知られていない「日焼け止めを塗っていても肌がダメージを受けている」という事実から説明していきます。

 

 

日焼け止めを塗っていても肌はダメージを受けている?

日焼け後のアフターケアは、一見日焼けをしていない人も含め、全ての人におすすめします。なぜなら、日焼け止めを塗っていても、お肌は紫外線によるダメージを受けている可能性が高いからです。

日焼け止めに効果がない訳ではありませんが、
以下のような理由から、日焼け止めを塗っていてもダメージを受けている可能性が高いのです。

  • 日焼け止めが、汗や皮脂で落ちてしまっている
  • 目の紫外線対策をしていない

「長時間の紫外線カットができる」と記載されている日焼け止めでも、夏は塗り直しが必要です。また、「目の紫外線対策」を行っていない場合でも、お肌にダメージがあるのです。

 

ダメージを受ける理由その1
日焼け止めが落ちてしまっている

日焼け止めは、朝出かける前に塗るだけでなく、一日のうちに何度も塗り直すことが必要です。夏は汗や皮脂の分泌が盛んなので、日焼け止めがとても落ちやすいのです。

日焼け止めスプレーや日焼け止め効果のあるパウダーでお直しをして、お肌を守るようにしましょう。日焼け止めの塗り直しは、2〜3時間おきに行うことが理想的です。

 

ダメージを受ける理由その2
目の紫外線対策をしていない

紫外線が目に当たることで、お肌もダメージを受けます。じつは、目から入る紫外線で肌が日焼けする事があるのです。これは、目から入った紫外線を察知した脳が、防御反応を起こして体内にメラニン色素を生成する事が原因です。

さらに、目が紫外線を浴びると角膜のダメージにつながる可能性もあり、大変危険です。紫外線ダメージを最小限にするために、日差しの強い日はサングラスをするようにしましょう。

 

「紫外線がお肌に与えるダメージ」とは?

紫外線がお肌に与えるダメージは、「シミができる」だけではありません。紫外線を浴びたお肌は熱をもち、赤く炎症を起こすこともあります。角質が厚くなるので、肌の色がくすんで見えたり、乾燥の原因にも繋がります。

日焼けをした日は、帰宅後に速やかに肌を冷まして、保湿するためのアフターケアをする事が非常に重要なのです。家に帰ったらやるべき3つのケアを、次の章で詳しく解説していきます。

 

 

日焼け後の肌に!家に帰ってからやるべきこととは?

日焼けしたお肌のアフターケアで重要な3つのポイントは以下のとおりです。

  • 肌を冷やす
  • 日焼け止めを洗い流す
  • 保湿をする

この3つのケアは、紫外線によるお肌のダメージを最小限にするために必要です。これらのアフターケアが必要な理由を、さらに詳しく見ていきましょう。

 

アフターケアその1
肌を冷やす

日焼け後の肌は、肌の熱を冷ますことが重要です。日焼けしたお肌は、火傷した時と近い状態にあります。そのため肌は熱を持ち、炎症が起きています。可能な限り早く、肌の熱を取る事が重要です。熱を持ったお肌をそのままにしておくことは、炎症し傷ついた肌をそのまま放っておくことと同じなのです。

また、炎症が長く続く事で、その後の肌の回復が遅れてしまう原因となります。回復が遅れると、肌の生まれ変わりである「ターンオーバー」が乱れて、シミができやすいお肌になってしまうのです。

 

アフターケアその2
日焼け止めを洗い流す

日焼け後のアフターケアとして、日焼け止めをしっかりと洗い流すことも重要です。
日焼け止めは、紫外線対策には欠かせませんが、化学的な成分を使用している製品も多くあります。
化学的な成分を長時間そのままにしておくことは、お肌にとって大きな負担となるのです。

大きな負担をかけ続けると、赤みやかぶれなどの肌トラブルを起こす可能性もあります。
またそれだけでなく、日焼け止めに入っている油分が落としきれていないと、毛穴が詰まる場合もあります。毛穴が詰まれば、ニキビや毛穴の黒ずみの原因にもなってしまいます。

 

アフターケアその3
保湿をする

日焼け後のアフターケアでは、いつもよりも「保湿」をしっかりとしましょう。
日焼けしたという事は、陽射しを浴び続けた肌がダメージを受けたということです。

紫外線と日差しによる熱が原因で、肌に保たれていた水分が蒸発して、お肌が乾燥している、いわばお肌の「脱水症状状態」。
たっぷり水分補給を行って、肌の内部に潤いを与えてあげましょう。

 

このように、紫外線による肌ダメージを最小限にするためには、速やかなアフターケアを行う事が重要です。次の章では、日焼けをして帰宅した後に、具体的にどんなケアをすればいいのかをご紹介していきます。

 

 

日焼け後 おすすめのケア方法

日焼け後のお肌には、「冷やす・日焼け止めを洗い流す・保湿する」の3つのケアが重要でした。
では具体的にどうすればいいのか?以下の方法がおすすめです。

  • 冷やしたタオルを当てる
  • 日焼け止め専用のクレンジングで洗う
  • 保湿パックや保湿クリームでケアをする

帰宅後のお肌を正しくケアすることで、紫外線による肌トラブルを防ぐことができます。
では、上記ケアの方法を詳しく見ていきましょう。

 

おすすめケアその1
冷やしたタオルを当てる

帰宅後に簡単にできるアフターケア
一つ目は『冷やしたタオルを日焼けした部位に当てる』方法です。

自宅にあるタオルを冷水で濡らしてからよく絞り、日焼けした部位にあてて冷やします。
日焼け後、可能な限り早い段階でケアする事がおすすめです。

 

おすすめケアその2
専用のクレンジングで洗う

帰宅後に簡単にできるアフターケア
二つ目は『日焼け止め専用のクレンジングを使用する』ことです。

日焼け止めは、油分が配合されているものが多いので、専用のクレンジング料を使用して、しっかりと洗い流すようにしましょう。

特に鼻周りやおでこのキワなどは、日焼け止めが溜まりやすい箇所です。入念に馴染ませて、しっかりと洗い流すようにしましょう。

 

おすすめケアその3
保湿パックや保湿クリームでケアする

帰宅後に簡単にできるアフターケア
三つ目は、『保湿ケアを徹底的に行う』ことです。

洗顔後のスキンケアは、いつもよりも入念に行いましょう。

たとえば化粧水であれば、ただつけるだけではなく、シートマスクに染み込ませて、時間をかけて浸透させることも効果的です。
愛用している乳液やクリームは、重ね付けするなどして使用量を増やしてみるのもよいでしょう。

 

また、洗顔後のスキンケアを終えたあとでも、再度ケアのし直しをすることもおすすめします。
スキンケア後、時間が経つにつれてお肌が乾燥してきた場合には、保湿製品を塗り直すことも大切です。
お肌は、紫外線によるダメージで水分が蒸発しやすい状態になっていることを覚えておきましょう。

 

 

日焼け後のアフターケアでお肌は変わる!

今回は、日焼け後のアフターケアの重要性やケア方法についてご紹介しました。
日焼けしらずの真っ白な肌も、こんがり日焼けした健康的な印象のお肌も、魅力的な外見要素の一つです。「絶対に日焼けしたくない!」という人も、「がっつり日焼けしたい!」と考えている人も、今回ご紹介したアフターケアを取り入れて、肌ダメージを最小限にしながら理想の自分に近づいていってください!