2022.07.29
夏は老けて見えやすい?正しいエイジングケアを始めよう
夏は「肌の印象が老けて見えやすい」ことを、ご存知でしょうか?日本の夏は高温多湿。肌にとっては過酷な日々が続きます。そのため、くすんだり乾燥したりと、肌年齢が老けて見えやすいトラブルが起きるのです。そこで今回は、夏のスキンケアについて解説していきます。
正しいエイジングケアが始められるように、朝と夜に分けたお手入れ方法もご紹介します。いつまでも若々しい印象の肌をキープするために、お手入れを始めていきましょう。
※エイジングケアとは、年齢に応じたお手入れ方法を意味します。
夏は「老けて見えやすい」って本当?
夏の肌は「老けて見えやすい」のは本当でしょうか?答えから伝えてしまうと、本当です。なぜなら夏は、紫外線ダメージや冷房による乾燥ダメージなどが重なってしまうため、乾燥してくすみやすいからです。
「乾燥によるくすみ」は、肌のトーンを暗く見せます。表情も暗い印象に見えやすく、若々しさが奪われてしまうのです。さらに、乾燥しているお肌は、肌表面が固くなりやすいのが特徴。表情を変えるたびに乾燥によるシワが目立つようになります。
このように、夏は「肌が老けて見えやすい」原因が揃っているのです。なぜ、夏場は肌が老けて見やすいのか、夏の肌状態を詳しく理解しておきましょう。
おさらい!夏の肌状態
夏場は、強い紫外線のダメージや、室内で使うエアコンのダメージが肌に現れます。紫外線と冷房などが原因で、肌表面や内部は水分蒸発が進みやすくなってしまうのです。水分不足になったお肌は、固くなり表面の滑らかさを奪います。それだけではなく、肌本来の透明感がなくなり、くすんだ印象になるのです。
また、肌の大敵「紫外線」が及ぼす肌トラブルは、それだけではありません。詳しく解説していきます。
肌の大敵「紫外線」
じつは、肌老化の8割は紫外線による光老化であるといわれています。紫外線ダメージは、肌に蓄積されます。肌の内部にあるサポート組織が破壊されてしまい、ハリや弾力がなくなってしまうのです。ハリ・弾力が弱まったお肌は、重力に負けてたるんだり、シワが目立ったりします。紫外線は、肌の若々しさを奪ってしまう「美肌の大敵」なのです。
夏はエイジングケアを取り入れよう
老けた印象に見えやすい夏こそ、エイジングケアを取り入れましょう。エイジングケアとは、年齢肌に合わせたお手入れ方法を意味します。年齢は関係なく、どの世代でも必要なケアなのです。そのときの自分の肌状態に合わせて、丁寧にお手入れをしていきましょう。
じつはお顔には、特にエイジングケアが必要な「老けて見えやすいパーツ」が存在します。次の章では、老けて見えやすい2つのパーツとお手入れ方法について解説していきます。
老けて見えやすい2つのパーツ
お顔の中で、老けて見えやすいパーツは以下の2つです。
- 目元
- 口元
目元・口元は、表情に合わせて動くパーツです。そのため、乾燥による小ジワも目立ちやすいのが特徴。さらに、乾燥でくすんでいると、人から暗い印象に見られやすいパーツでもあります。エイジングケアとして、まずは、目元・口元の集中的なお手入れをスタートしてみましょう。
目元・口元の集中ケアを始めよう
目元・口元は、乾燥による小ジワが目立ちやすいパーツ。摩擦にも弱く、ダメージを受けやすい部分です。クレンジングや保湿ケアをするときは、力を入れすぎないように注意しましょう。それぞれのお手入れのコツをご紹介します。
目元のお手入れ
目周りは、目元用に販売されている専用のアイクリームを使用するのがおすすめです。目元は、頬などと比べて皮膚が薄いのが特徴。そのため、顔全体に使用するクリームだと重く感じる場合があります。
アイクリームは、目元に合わせた使い心地の製品が多いのがメリットです。また、メイク前に使用してもベタつきにくいアイテムが多いのもポイント。夏場の崩れやすい季節でも、目元をしっかりとケアできます。化粧水の後、目元はアイクリームを使用して、しっかりと潤いを与えてあげましょう。
口元のお手入れ
口周りは、よく動くので表情ジワが見えやすい部分です。乾燥している口周りは、ほうれい線が目立つ様になり、さらにシワは深くなっていきます。化粧水だけではなく、美容液や乳液、クリームなども取り入れるようにしましょう。
つける時は、両手のひらで口周りを包み込む様にして、じっくりと浸透させるのがコツです。強く擦るのは避けて、やさしく馴染ませていきましょう。また、スキンケア後に歯磨きなどをした場合は、注意が必要です。口をゆすぐ時に、口周りのスキンケアが取れてしまう場合があります。歯磨き後は、口周りだけさらに保湿アイテムを重ねておきましょう。
次の章では、夏のお手入れのポイントを朝晩に分けて解説していきます。
夏のお肌のお手入れポイント
夏のお肌のお手入れポイントをご紹介します。
朝のお手入れポイント
夏の朝のお手入れでは、「紫外線対策」をしっかりと行うことが重要です。夏場は、一年で最も紫外線量が多くなる季節。そのため、メイクをする前に日焼け止め効果がある製品を塗っておくことが重要です。
メイク下地に日焼け止め効果があるものを使用するか、日焼け止めを使ってからベースメイクを始めてください。
朝は浸透のよい製品を選ぼう
日焼け止めを正しく塗るためには、浸透のよいスキンケアアイテムを使うのがポイントです。夏場は、油分の多いものよりも、水分ベースの製品の方が適しています。表面にぬるつきが残らないので、日焼け止めが滑らずに塗れます。
また、スキンケア製品をつける時は、コットンよりも手を使うのがおすすめです。手の体温がスキンケアの浸透サポートになるため、馴染みやすくなります。お手入れの最後には、顔全体を手のひらで包み込んでハンドプレスをしましょう。じっくりと美容成分を肌に浸透させるようなイメージで行ってみてください、
夜のお手入れポイント
夏の夜のお手入れでは、「保湿ケア」をしっかりと取り入れましょう。昼間は、汗や皮脂で肌がベタつくため、油分の多すぎるものは使えません。そのため、朝のスキンケアだけでは、保湿対策が不十分になってしまいます。夜は、紫外線やメイク崩れを気にする必要がありません。その分、保湿力が高い製品を使用できるのです。
朝と夜で使用するスキンケア製品を分けて、夜は「集中的に保湿できる製品」を使うようにしてみてください。夜のケアでは、エイジングケア成分が配合されているクリームや美容液などを取り入れるのがおすすめです。
エイジングケアができるおすすめの成分を知っておこう
エイジングケアができるおすすめの成分を、下記にまとめました。
- セラミド
- コラーゲン
- ビタミンA誘導体(レチノール)
- ビタミンC誘導体
- アスタキサンチン など
これらの成分は、年齢に合わせてお手入れをするときにおすすめの美容成分です。化粧品に配合されている全成分は、製品のパッケージに記載されています。製品を選ぶときは、製品パッケージを確認してみてください。
また、集中的にケアがしやすい、パックやマスクを使用するのもよいでしょう。自分の好みに合う製品を見つけてみてください。
いつまでも若々しい印象の肌をキープしよう
夏は肌の印象が老けて見えやすいシーズンです。いつまでも若々しい肌印象でいるためにも、エイジングケアを始めてみてください。毎日のお手入れを楽しみながらできるように、自分好みのアイテムを見つけてみましょう。