コラム

2021.09.01

まだ間に合う!簡単シミ予防

お化粧や毎日のスキンケアの際に、今まで出てきていなかったシミを発見してしまった… なんて経験はありませんか?気をつけていたけれど突然シミが薄っすらできているという悲しい現実…。シミはできてから消そうとしてもかなりの時間とお金がかかってしまいます。放っておけば無くなっているなんてことはまずありません。できる限りシミが出てくる前段階でシミを防ぐことができることがベストです。

今回の記事では、シミができる仕組みから、シミを予防する方法をご紹介いたします。年齢を重ねてシミが出てきて不安な方や、これ以上シミを増やしたくない方はぜひ最後までチェックしてみてくだい。

 

 

シミができる仕組み

まず始めに、シミがどうしてできてしまうのかのメカニズムをご存知でしょうか。「日焼けしたらシミができやすい」というイメージはあると思いますが、どういう仕組みでシミができてしまうかまでは分からない人も多いと思います。

しかし、その仕組みを分かっているとシミ対策には何が必要であり、どんなことをするべきなのかを納得して、自分でもそれらを気をつけながら生活をおくることができますよね。

シミができる際のキーワードはメラニン”です。「メラニンってよくスキンケア化粧品で耳にする言葉だ」とピンとくる方もいらっしゃるのではないでしょうか。このメラニンとシミが大きく関連しているのですが、そもそも私たちの身体は紫外線からお肌を守ろうと機能してくれるからこそシミができたりするのです。ではその内容について細かくみていきましょう。

 

シミができる原因は?

私たちのお肌を守ろうとするためシミができてしまうということを前述でお伝えしましたが、シミは勝手にできてしまうわけではなく肌を守ろうとする際にできてしまうものということです。身体にもシミはできますが、特にシミが気になる顔の皮膚は身体よりも薄くできています。その皮膚には層があり、表皮(角質層,顆粒層,有棘層,基底層)と真皮で構成されています。表皮の中では一番下にある基底層には色素細胞であるメラノサイトというものがあり、ここでシミの素となっているメラニンが生成されてしまいます。

つまり私たちのお肌は紫外線を浴びるとメラノサイトがメラニンを生成し、メラニンでお肌の細胞核を守ろうとするメカニズムになっているのです。だからこそ、シミを予防したい場合に紫外線対策をしましょうというように言われるのです。メラニンの発生起因は紫外線なので、シミの原因が紫外線と言っていいでしょう。

 

紫外線を浴びてもシミができない人は?

紫外線によりシミができてしまうメカニズムについてはご理解いただけたと思いますが、紫外線対策していなくてもシミができていないあの人は何でなの??と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。もちろん肌質が個人で異なるので肌が強い弱いということもありますが、シミとして現れてしまうかどうかが分かれ道になってしまっているのです。

もちろん、誰でも紫外線を浴びるとメラニンは生成されていまいます。しかし、どれくらいメラニンが蓄積してしまっているかというのも大きな問題です。例えば、ごく僅かな時間紫外線を浴びた人と、長時間紫外線を浴びた人ではシミになるリスクが変わるのは当然ですね。

また、ターンオーバーと言って私たちの肌は常に細胞分裂が行われ28日周期で古い肌は角質となって剥がれ落ちていき新しい肌に生まれ変わるようになっています。メラニンも一緒に古い肌の角質として剥がれ落ちるため、基本的には1ヶ月程度で消えるようになっています。紫外線を浴びても必ずシミができてしまうという訳ではないのです。

 

 

シミは簡単に予防できるもの?

お肌が一定周期で生まれ変わるならまぁいいや!と油断していてはとても危険です!!自分は大丈夫だと思っていたらシミができていた…なんて話はよく聞きます。年齢と共にシミができやすくなることもこの後ご説明いたしますが、シミができるとお肌もくすんでしまい若々しさが減少してしまいます。できることならシミを予防して、キレイな肌を保っていきたいですよね。

シミって結局年齢と共にできてしまうんじゃないの?と諦めている方がいれば必ずこの後のシミ予防方法をチェックしてください。シミ予防のためにできることは存在します!そして高価なエステサロンに行ったり、ケア化粧品を買うという方法ではありません。日頃の生活の中で意識してやっていただくとこですので、ぜひ試してみてください。

 

シミ予防のキーワードは“ターンオーバー”

日焼け止めや日傘などで紫外線を予防することももちろん大切な予防方法なのですが、今回お伝えするシミ予防方法のキーワードはお肌のターンオーバーです。先程もお肌が一定周期で生まれ変わるターンオーバーというものがあるとお伝えしましたが、このターンオーバーのサイクルが遅い人もいらっしゃるのです。周期が遅いとどうなるのかというと、古い角質と一緒に剥がれ落ちるはずのメラニンが蓄積していまいお肌に残ってしまいシミになってしまいます。正常にターンオーバーが行われていればできにくいシミも、周期が遅いことでシミができやすいお肌になってしまうということです。

ターンオーバーの周期が遅れる原因としては、加齢やストレス、寝不足、保湿不足、運動不足や飲酒喫煙などの様々なことが考えられます。年齢と共にシミができやすくなってしまうと言われているのはこれが原因です。

ターンオーバーを少しでも整えるためには、規則正しい生活やお肌の保湿、適度な運動などが必要になります。ここでは2つのおすすめ方法をお伝えします。

 

簡単なシミ予防方法 

ターンオーバーを整えることがいかに大切かが分かったところで、じゃあどうしたらターンオーバー を整えられるの?という疑問が生まれますね。様々な原因で周期の乱れは起きてしまうのですが、ここでは簡単に日常的に取り入れられる方法を2つお伝えしていきたいと思います。

まず一つ目は、たっぷりと保湿をしてあげることです。乾燥しがちな冬場は保湿ケアに注力する方が多いですが、夏場も日差しやクーラーなどによってお肌が乾燥しがちです。そこでおすすめなのがハンドプレスです。初めて聞いた方もいらっしゃるかもしれませんが、化粧水や美容液をつけた後に両手のひらを優しくお顔全体を包むようにプレスしてあげます。力を入れて肌を押す必要はありませんので、化粧水などがより深くまで染み込んでいってくれるイメージで顔全体を包んであげましょう。これを日々のスキンケアの際に意識するだけでお肌への浸透力がグッとアップしますので保湿力も高められます。ぜひこの一手間を習慣にしてみてください!

もう一つは、白湯を飲むことです。忙しい生活の中運動などで代謝を上げることは難しいですが、白湯を飲むことならできそうですよね。身体が温まることで代謝が上がりターンオーバーを整えられるだけでなく、消化機能も高まるのでお通じが良くなることが期待できます。ダイエットにも繋がります。夜に飲むのも効果はありますが、朝にゆっくりと白湯を飲むのがおすすめです!

 

 

<まとめ>

いかがでしたでしょうか。シミができてしまう原因を理解すると、予防するためにはどんなことが必要か分かってきますよね!それでは今回の記事をまとめてみたいと思います。

  • お肌の細胞核を紫外線から守るためにシミの基となるメラニンが生成される
  • お肌は28日で生まれ変わるターンオーバーというものがあり、この周期が遅くなることでシミができやすくなってしまう
  • シミ予防には紫外線から肌を守るための日焼け止めや日傘などの他に、ターンオーバーを整えることも必要
  • ターンオーバーを整えるためには、お肌への十分な保湿と白湯が簡単にできるのでオススメ

お金をかけてシミ予防をすることもできますが、普段のシミ予防ができていないとお金も無駄になってしまいますのでぜひ今回の予防方法やターンオーバーも意識して対策してください。