コラム

2022.02.24

視線を惹き付ける目元になるには?マスク時代の入念アイケア

マスク姿で特に気になるのが目元の衰え。見た目の印象を左右する部分なので、念入りにケアしたいものです。好感度の高い目元を手に入れるには、たるみ、くすみ、小ジワだけでなく、疲れ目やまつ毛のケアも重要。老け見えにつながるNG習慣を見直し、魅力的な眼差しを演出しましょう。

 

 

第一印象の決め手は「顔」
中でも注目度が高いのは「目」

人の第一印象は数秒で決まると言われています。

20~50代の男女1,132人を対象とした調査によれば、「他人の第一印象で重要視している箇所は?」という質問に対し、71%の人が「顔」と回答。次いで、「服装」16%、「体型」7%、「髪型」2%、「装飾品」0.3%となりました。

さらに、顔の中でも特に重要視するパーツの1位は「目」で84.2%。2位は「口元」6.6%、3位「輪郭」3.6%、4位「鼻」3.2%、5位「眉毛」0.9%でした。

ただし、この調査は2018年に行われたもの。マスク姿が当たり前となった今では、口元、輪郭、鼻は見えないため、「目の印象がすべて」と言っても過言ではないでしょう。

 

 

アイメイクで目元の衰えが加速⁉

マスク着用でファンデーションや口紅を使わなくなり、その分、アイメイクに力を入れている人も多いのでは?いろいろ試して自分に似合うアイメイクを探るのも楽しいですが、やり過ぎはNG。濃いアイメイクはデリケートな目元に負担をかけてしまいます。

特に気を付けなければならないのが「落とし方」です。クレンジングや洗顔の際に、ゴシゴシこすっていませんか?メイクを残さず落としきることは大切ですが、摩擦による刺激は、目元のシワやたるみの原因になります。

落ちにくいマスカラやアイラインには、目元専用リムーバーを使いましょう。さらに、クレンジングは滑りの良いジェルやオイルタイプがおすすめ。使用量が少ないと摩擦が起こりやすいため、たっぷりと手に取り、優しくなでるようになじませましょう。

 

 

ビューラー、つけまつ毛、マツエクにご用心

目元の魅力をアップするために、ビューラーでまつ毛をカールする人も多いですね。つけまつ毛やマツエクも一般的になってきました。しかし、それが原因で大事なまつ毛が抜けてしまうこともしばしば。まつ毛の毛根は皮膚の浅いところにあるため、非常に抜けやすいのです。

ビューラーを使う時は、まつ毛の根元から毛先に向けて少しずつ移動させながら、丁寧に挟みましょう。まつ毛を挟んだまま引っ張ったりすると、簡単に抜けてしまいます。

つけまつ毛は外し方がポイントです。ビリビリはがすと、まつ毛が抜けてしまうだけでなく、まぶたにもダメージを与えます。接着剤をお湯でふやかしてから外すか、専用のリムーバーを使用しましょう。

マツエクはまつ毛にエクステを貼り付けるため、エクステの重みが負担になります。年齢とともにまつ毛の毛根も弱くなり、抜けやすくなるため要注意。まつ毛が薄くなってきたと感じたら、まつ毛美容液でケアしましょう。

 

 

マスク常用で目元の小ジワが目立つワケ

目元の小ジワの主な原因は「乾燥」です。目の周りは皮膚が薄いため、特に乾燥しやすい部分。冬はただでさえ空気が乾いていますから、目元の保湿ケアは欠かせません。化粧水や乳液を重ね付けしたり、アイクリームや目元パックを活用するなどのスペシャルケアで乗り切りましょう。

最近は毎日マスクを着けているせいで、夏でも目元が乾燥しがち。その理由は、マスクの隙間から呼気が抜けて、目元に直接当たるからです。

さらに、マスクをフィットさせるためにワイヤーを押し付けたりすると、目の下のシワが余計に目立つようになります。ワイヤー入りのマスクを着ける時は、耳にゴムをかける前に、鼻の形に沿わせてワイヤーを折り曲げておくと良いでしょう。

また、乾燥が気になる時は、すぐに保湿することが大切です。メイクの上からでも使えるスプレータイプの化粧水などを携帯してはいかがでしょうか。

 

 

目元の老化は血行不良が最大の要因

保湿ケアは完璧!という人でも、目元のたるみやくすみは取れにくいもの。年齢のせいもありますが、目元の老化は血行不良によるところが大きいと言われます。目の周りの皮膚の下には毛細血管がたくさんあり、その血流が滞ることで青っぽいクマができてしまうのです。

目の下にクマがあると老けて見えますが、血行不良の影響はそれだけではありません。細胞は血液を通じて酸素や栄養を得ているため、血流が滞ると様々な機能不全が起こります。

まず、肌のターンオーバーが乱れ、シミやくすみができやすくなります。また、ハリやうるおいを保つコラーゲンの産生が減り、シワやたるみの原因に。目元はそうした変化が目立ちやすい部分です。

 

 

スマホ・パソコンの見過ぎで目元の印象がダウン

そもそも目元の血行不良はどうして起こるのでしょうか?

近頃よく言われているのは、スマホやパソコンの見過ぎです。近くの画面を凝視することで、目の周りの筋肉がこわばり、血流が悪くなってしまうのです。

四六時中デジタル端末と向き合っている人では、ドライアイや眼精疲労に悩む人も多いと言われます。目がショボショボして辛いだけでなく、目が充血したりすると、ひどく不健康に見えます。

男性から見た女性の目の印象についての意識調査によると、最も惹かれるのは「うるんだ目」だそう。次いで「充血のない白く澄んだ目」となっており、その理由としては、「キレイ」「健康的」「清潔感がある」など。一方、充血した目の女性は、「疲れていそう」「生活が乱れていそう」といった印象を受けるそうです。

 

 

疲れ目対策でイキイキとした目元に

まずは、スマホやパソコンの使い方を見直してみましょう。スマホが手元にあるとつい見てしまいますが、「今日はスマホを使わない」とか「電話とメール以外は使わない」というふうにルールを決めると、これまでと違う時間の過ごし方ができます。

仕事で使う場合も、長時間同じ姿勢で画面を凝視しないようにしましょう。12時間ごとにアラームを鳴らし、5分ほど休憩。ぼんやり遠くを見つめたり、肩や首を回したりすると、頭がスッキリして視界もクリアになります。

自分のペースで休憩するのが難しい場合は、できるだけ画面との距離を取り、意識的にまばたきの回数を増やすことが大切です。疲れ目や眼精疲労に効果的な目薬もありますので、取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

さらに魅力的な目元をつくる新習慣

メイク落とし、まつ毛ケア、保湿、スマホの見過ぎに気を付けるだけでも目元の印象は変わってきますが、さらに魅力度をアップするために取り入れたいのが「蒸しタオルパック」と「目元マッサージ」です。毎日の習慣にすることで血行促進が期待でき、目元の衰えをケアできます。

 

<蒸しタオルパック>

  1. タオルを水で濡らして軽く絞り、ラップで包んで600Wのレンジで1分ほど温めます。
  2. やけどに気を付けてラップを外し、タオルを手で触ってみて温度をチェック。
  3. 心地良いと感じる温度になったら、まぶたの上に乗せて10分ほどリラックスしましょう。

 

<目元マッサージ>

  1. 両手の手のひらを耳の上に押し当て、頭皮を持ち上げるようにして側頭部の筋肉をほぐします。
  2. 中指と薬指で、目の下の骨を内から外へ向かって引き上げるようになぞり、こめかみを5秒プッシュ。これを3回繰り返します。
  3. 人差し指、中指、薬指の腹を眉の下にそわせるように当て、眉を押し上げ5秒キープ。これも3回繰り返します。
  4. 眉頭のすぐ下のくぼみを親指の腹で5秒プッシュします。

目元マッサージを行う際は、眼球を押さないように注意しましょう。また、マッサージの前にアイクリームを塗ると効果的です。

 

 

まとめ

目元の急激な衰えは、摩擦・乾燥・血行不良が原因。目をこすらないようにするのはもちろんですが、クレンジングや洗顔時の摩擦にも気を配りましょう。また、マスクをしていると目元が乾燥しやすいため、まめに保湿することが大切です。

スマホやパソコン画面の見過ぎにも要注意。目の周りの血行不良を招き、目元の老化が一気に進みます。普段、目を酷使している人は、蒸しタオルパックや目元マッサージでケアして

素敵な目元を作りましょう。