2022.07.15
これでバッチリ!「夏のUVケア」の選び方と塗り方を解説!
夏は、一年で最も紫外線が強くなる季節。そのため、自分に合う「夏のUVケア」を見つけておくことが重要です。今回は、「夏のUVケア」の選び方と塗り方を解説します。まずは、なぜ夏にUVケアが重要なのか、おさらいしておきましょう。
なぜ夏にUVケアが重要なのか
夏は、UVケアを取り入れることが必須です。なぜなら、紫外線は体に多くの影響を与えるからです。紫外線のダメージといえば、日焼けや赤み、シミやそばかすなどが知られています。しかし、紫外線が体に与える影響はそれだけではありません。
- シワができる
- 肌が乾燥する
- 皮膚ガンの原因になる可能性がある
紫外線は、日焼け・シミができるなど以外に、シワができたり乾燥したり、皮膚ガンの原因になる可能性もあるのです。そのため、強い紫外線が降り注ぐ夏場は、しっかりとUV対策をすることが重要。美容と健康のために、日焼け止めを使って肌を守りましょう。
日焼け止めの選び方
日焼け止めは、肌質や目的に合わせて使い分けることが大切です。製品を購入するときは、以下の2つのポイントを考慮して選んでいきましょう。
- 肌質に合わせた製品を選ぶ
- 使用する目的に合わせて選ぶ
日焼け止めは、製品によって、肌を守る効果や継続時間などが異なります。日焼け止めを正しく選ぶためのポイントを解説するので、参考にしてみてください。
日焼け止めの選び方①肌質に合わせた製品を選ぶ
日焼け止めは、肌質に合わせた製品を選ぶようにしましょう。一言で日焼け止めといっても、種類やタイプが異なります。まずは、日焼け止めの種類と特徴を知って、自分の好みや肌質に合う製品はどのタイプなのかを見ていきましょう。
日焼け止めの種類と特徴
日焼け止めは、ジェル・クリーム・乳液・パウダー・スプレータイプなど、種類が豊富です。それぞれどんな特徴があるのかを理解しておきましょう。
以下は、日焼け止め製品の種類と、それぞれの特徴をまとめた表です。
種類 |
製品の特徴 |
---|---|
ジェルの |
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クリームタイプの |
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乳液タイプの |
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パウダータイプの |
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スプレータイプの |
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肌タイプ別おすすめの日焼け止め【まとめ】
上記でご紹介した通り、日焼け止めの種類ごとに、相性のよい肌質があります。乾燥肌・普通肌・脂性肌に分けて、おすすめの日焼け止めタイプをおさらいしておきましょう。
- 乾燥肌(クリーム・乳液・スプレー)
- 普通肌(ジェル・クリーム・乳液・パウダー・スプレー)
- 脂性肌(ジェル・パウダー・スプレー)
また、普段は乾燥しやすい方でも、夏場だけは脂性肌に偏る場合があります。そのときの自分の肌状態に合わせて、日焼け止めを選んでみてください。
日焼け止めの選び方②使用する目的に合わせて選ぶ
日焼け止めは、使用する目的に合わせて選びましょう。目的に合わせて選ぶとき、特に役立つのは製品に記載されている「SPF」の数値です。SPFという言葉が聞きなれない方のために、少し解説をしていきます。
SPFとは
SPFは、紫外線B波と呼ばれる種類の紫外線から、お肌を守る時間を表しているものです。SPF1で、約15分〜20分のUVカット効果があるとされています。日本で販売されている製品では、SPF50が最大の数字で、それ以上の効果が期待できる場合でも「SPF50+」と記載されます。
紫外線B波は、エネルギーが強く、肌が赤くなる日焼けを引き起こす光線。肌表面の細胞を傷つけたり、炎症を起こしたりするのが特徴です。日焼け止めを選ぶときは、紫外線に当たる時間を考慮して、SPFの数値を見極めてみてください。
エイジングケア対策なら「PA」もチェック
日焼け止めの効果を表す数値には、もう一つ「PA」と表記されるものが存在します。これは、シミ・シワの原因となる紫外線A波を防ぐ効果の指標です。PAの横に記載されている「+」の数が多いほど、効果は高くなります。
エイジングケア対策をしたい方は、「PAの+の数」もよく見て選ぶようにしてみてください。日本で販売されている製品では、「++++」が最も効果の高い製品を意味します。
レジャーやスポーツには「ウォータープルーフタイプ」を
レジャーやスポーツには、ウォータープルーフタイプの日焼け止めを選ぶようにしましょう。日焼け止めは、汗や水でも落ちやすいです。ウォータープルーフタイプであれば、長時間お肌を守ってくれます。
次は、日焼け止めの注意点を見ていきましょう。
日焼け止めの注意点とは?
日焼け止めは夏に欠かせない化粧品です。しかし、注意をしなければいけないポイントがあります。
- 正しく落とす必要がある
- 毎年新しい製品を購入する
日焼け止めは、肌表面に膜のように伸び広がります。そのため、お湯だけの洗顔や、通常の洗顔料だけでは落とせない場合があります。
日焼け止めが残ったままだと、毛穴詰まりなどの肌トラブルが起きやすくなります。使用する日焼け止めに合わせた専用のクレンジングを使用しましょう。専用のクレンジングを用意したくない方は、お湯で落とせるタイプか、「洗顔で落とせる」という表記があるアイテムを選ぶようにしてみてください。
また、日焼け止めは、毎年新しい製品を購入する必要があります。1年以上使用している日焼け止めは、質感が変わったり本来の効果が感じられなかったりします。その年のうちに使い切るようにしましょう。
日焼け止めの上手な塗り方
日焼け止めの上手な使い方をご紹介します。日焼け止めは、肌が乾燥したまま使ってしまうと伸びが悪くなります。ムラになってついた場合、メイクがヨレる原因になってしまうのがデメリットです。必ず、スキンケアで保湿をしてから塗るようにしましょう。
また、紫外線が直接当たりやすいパーツには重ね付けをするのがおすすめ。重ねた箇所はヨレやすいので、メイクをするときも擦らないようにしてください。メイクの仕上げには、パウダーでベタつきを抑えます。
日焼け止めの上手な塗り方【5つのステップ】
日焼け止めの上手な塗り方を、ステップごとに見ていきましょう。
①保湿をしておく
日焼け止めをつける前に、スキンケアで肌を保湿しておきます。自分の肌に合わせたクリームや乳液を使いましょう。ぬるつきが残らないように、少量ずつ使って浸透させるのがポイントです。
②日焼け止めは少量ずつ使う
日焼け止めは、手のひらに出してから塗っていきましょう。塗る前に手のひらを合わせて一度温めると、肌への馴染みがよくなります。顔全体にやさしく広げていきます。
③日焼け止めは重ね付けが鉄則
特に日があたりやすいパーツには、日焼け止めを重ね付けします。紫外線が当たりやすいのは、頬の高い位置やおでこ、鼻筋です。これらのパーツは日焼けしやすいので、しっかりと塗っておきましょう。
重ねるときは、先に塗った日焼け止めが乾いてからつけます。少量を指にとって、やさしく重ね付けしてください。強く擦らない様に気をつけましょう。
④日焼け止めが馴染んでからメイクをする
日焼け止めを塗り終わったあとは、数分そのまま待ちましょう。肌に馴染んでいないまま、すぐにベースメイクをつけるのはおすすめできません。日焼け止めが滑って取れてしまう場合があります。
ベースメイクの前には、塗った日焼け止めが乾くのを待ちましょう。
⑤パウダーでベタつきを抑えて完成
ベースメイクの最後には、パウダーを使ってベタつきを抑えます。ベースメイクをするときは、肌を擦らずに、やさしく乗せるようにしてください。パウダーをつけるときは、ブラシやパフを使うのがコツです。
また、日焼け止めは、2~3時間ごとに塗り直すようにしましょう。効果をキープするためにも、持ち運んで塗り直す習慣をつけておくのがおすすめです。
肌を守って夏を乗り越えよう
紫外線は、お肌の大敵です。夏は日焼け止めを塗る習慣をつけて、肌を守っていきましょう。