コラム

2022.04.25

憧れの真っすぐな脚、どうやったらなれるの?

ショートパンツやスキニージーンズを履く時に気になるのが、脚の形。まっすぐスラッと伸びる脚に憧れるものの、自分の脚は曲がっている……と悩んでいる女性も多いのではないでしょうか。脚の形は人それぞれですが、好みのパンツを美しく履きこなすためにも、どうにかしてまっすぐした脚に近付きたいですよね。

今回は、まっすぐ伸びた美しい脚になる方法について詳しく紹介します。いくつか種類のある脚の形についても解説しますので、自分の脚はどのタイプかぜひチェックしてみてくださいね。

 

 

あなたはどのタイプ?それぞれ違う脚の形

脚の形は、個人によって異なります。まっすぐ伸びた脚の他に、O脚、X脚、XO脚と呼ばれる種類があり、それぞれ異なる形をしています。まずは、自分の脚がどのタイプなのかを見極めるところから始めましょう。

脚の形をチェックする方法は、以下の通りです。

  1. 全身鏡の前に脚をそろえてまっすぐに立つ
  2. 膝の内側と内くるぶしをくっつけてみる

この時、膝の内側と内くるぶしがどちらもくっつく場合は、脚がキレイにまっすぐ伸びている証拠です。どちらか片方がくっつかない場合は、それぞれO脚、X脚、XO脚のどれかに分類されます。順番に見ていきましょう。

 

O脚の特徴

内くるぶしはくっつくけど膝の内側はくっつかないという場合は、O脚に分類されます。

O脚の特徴は、全体的に脚が外側に広がっている点です。太ももは股関節から大きく外側に張り出し、お尻が大きく見えます。

内股が原因であるとされており、日本人の8割以上がO脚だといわれています。

 

X脚の特徴

膝の内側はくっつくけど内くるぶしはくっつかないという場合は、X脚に分類されます。

X脚は、ししゃものようなふくらはぎが特徴です。股関節が内旋しており、前ももの張りが強く出ています。脚が横に広がるO脚とは異なり、前にせり出したような形になっています。

 

XO脚の特徴

XO脚は、膝下O脚とも呼ばれています。その名の通り、膝の内側はくっつくものの膝から下はO脚のように外側に湾曲しており、くっつかない点が特徴です。O脚ほど湾曲が顕著ではありませんが、すねの部分がバナナ状になっています。

O脚同様、内股が原因であることが多く、膝を内側に締め付ける力が強い女性に多いとされています。

 

 

脚が歪む原因は?

O脚、X脚、XO脚と、それぞれ歪んだ脚の特徴を見てきました。ここで疑問に思うのが、なぜまっすぐ伸びる脚もあれば、そうでない歪んだ脚もあるのかということですよね。脚が歪んでしまう原因は、一体何なのでしょうか。

脚が歪む主な原因は、関節のねじれです。股関節が内側や外側に大きく湾曲してしまうことで、脚の歪みが引き起こされてしまうのです。

股関節の湾曲は、遺伝や姿勢の悪さ、関節のゆるみや筋力・柔軟性のアンバランスなどが原因として挙げられます。猫背や足を組んで座ることが習慣になっていると、脚の内転筋や膝周りの関節、体幹などが衰え、股関節や骨盤が歪み、脚の歪みに繋がってしまうのです。

 

 

歪んだ脚を放置するリスク

O脚やX脚といっても、「見た目は確かに気になるけど、そんなすぐ治さなきゃいけないものじゃないし」と放置している方も多いのではないでしょうか。

実はO脚やX脚を治さずそのまま放置していると、やがては脚のみならず腰などにも歪みが生じ、全身の筋肉のバランスが崩れてしまう恐れがあります。筋肉のバランスが崩れることで身体の各部位に痛みが生じるケースもあります。

O脚を放置し過ぎると、内側の半月板に過度に負担がかかり、すり減りやすくなってしまいます。また、外側に広がった膝には強い反発力が生じ、腸脛靭帯炎を発症する可能性も考えられます。

X脚を放置すると、股関節への過度な圧迫が原因で、加齢とともに膝や股関節に強い痛みが発生します。膝のお皿が外側に移動しようとする影響で、膝蓋軟骨軟化症や膝蓋大腿骨不安定症、鵞足炎など、さまざまな疾患が引き起こされるリスクが生じます。

このように、歪んだ脚を治さずそのまま放置していると、将来的に何らかの疾患を発症するなど、高いリスクが伴います。見た目の美しさや健康を守るためにも、脚の歪みはなるべく早いうちから改善しましょう。

 

 

まっすぐキレイな脚になる方法

O脚やX脚、XO脚を改善するためには、ストレッチや筋トレで脚の歪みを治すことが大切です。時間をかけてゆっくりと歪みを矯正することで、徐々に理想のまっすぐな脚へと近付くことができます。

ここからは、脚の歪みを治すためにおすすめのストレッチや筋トレ方法を紹介します。

 

膝の歪みを治すストレッチ

まずは、膝の歪みを治すストレッチです。膝のお皿を外側に、つま先を内側に向け、歪みを矯正していきます。間違った位置にあった膝を正しい場所へと戻すことで、太ももやふくらはぎの過度なハリを改善することができます。

ストレッチは、以下の手順で行ってみてください。

  1. 片足を一歩前に出し、つま先を30度内側に向ける
  2. 膝を足の小指の方向へと向けつつ、前へ曲げる
  3. 膝を内側から外側へ5回、前へ体重をかけつつさらに膝を5回曲げる
  4. もう片方の脚も同様に行う

このストレッチを行う際は、足の親指をできるだけ浮かさないよう注意することがポイント。やっているうちに動作が楽に感じられるようになってきたら、膝の歪みが徐々に矯正されていっている証拠でしょう。

 

足首を動かすストレッチ

脚の形を美しくするためには、足首のストレッチも重要です。なぜなら、かかとの骨にはふくらはぎの筋肉が付着しているからです。足首が歪んでいるとふくらはぎの筋肉に負荷がかかり、正常に動かなくなったり、リンパの排出機能が低下し老廃物が溜まったりしてしまいます。足首をストレッチすることで、ふくらはぎをスッキリさせ、細く見せることができます。

足首のストレッチは、以下の手順で行ってみてください。

  1. 椅子に座り、片方の脚を出して伸ばし、かかとを突き出す
  2. 足の指の付け根は動かさずに、足首だけを下ろす
  3. 足の指を下ろし、足全体をまっすぐにする
  4. 足の指を上げ、2の動きに戻し、足首を上げて1に戻る
  5. この動きを左右10回2~3セット、反対側の脚も同様に行う

このストレッチを行う際は、あくまで自分から見た時に足がまっすぐになっているように注意しましょう。必要以上に足首を内側にねじらないようにしてください。

 

O脚を改善する筋トレ

O脚を改善するには、太ももの内転筋を鍛えることが大切です。以下に、ペットボトルを使用して内転筋を鍛える筋トレ方法を紹介します。

  1. 椅子に座り、中身の入ったペットボトルを両膝で挟む
  2. 両側からペットボトルを押すように圧を加える
  3. 2の状態を10秒キープする
  4. これを1日3回行う

この筋トレに慣れてきたら、ペットボトルに圧を加える時間を少しずつ伸ばしていくとよいでしょう。また、普段から椅子や電車・バスなどの座席に座る際、意識して両膝を閉じるようにするだけでも、内転筋を鍛えることに繋がります。ぜひやってみてください。

 

X脚を改善する筋トレ

X脚は、お尻の筋肉を鍛え、股関節の後方をサポートする筋力を増強することで改善していきます。以下の手順で、筋トレを行ってみてください。

  1. うつ伏せに寝そべり、両膝を90度に曲げる
  2. 腹部に力を入れ、おへその辺りを少し浮かせる
  3. お尻の筋肉をぎゅっと縮めるイメージで、片方の脚の太ももを真上に持ち上げ、その状態をキープ
  4. 3の状態を10秒キープで1セットとし、反対側の脚も同様に、5~7セットを1日1~3回行う

どのストレッチや筋トレも、今日からすぐにでも自宅で始められるものばかりです。歪んだ脚を放置せず、まっすぐ伸びた脚を目指して、ストレッチや筋トレで脚の歪みを改善していきましょう。