2022.06.23
シミを少しでも薄くしたい方必見!
歳を重ねるごとに増えていくお顔のシミ。見つける度に落ち込んでしまいますよね。
「できてしまったものは仕方がない」と諦めている方も多いのではないでしょうか。でもちょっと待って下さい!実は適切なケアをすることで「シミ知らずの肌」になることも夢ではないのです!
本記事では「シミのケア方法」について詳しくご紹介していきます。
日々の生活に取り入れ、ぜひ理想のお肌を手に入れてくださいね。
シミの原因
さて、そもそもなぜシミはできるのでしょうか?
一般的に言われているシミができるメカニズムは、紫外線を浴び続けることで作られる「メラニン」が色素沈着し、肌の表面に現れてくるというものです。
ではなぜある日突然、肌の表面にシミができてしまうのでしょうか?
それは「ターンオーバーの乱れ」が関係しています。
ターンオーバーとは?
ターンオーバーとは、皮膚が生まれ変わるサイクルのことを指します。
若いほどサイクルは短く、新しい皮膚が次々と生まれるため、シミが目立つことはありません。しかし、加齢と共にサイクルは伸びていくので、新しい肌を生成するまでに時間がかかるようになります。その結果、色素沈着が起こりシミとなって現れてくるのです。ただし、若くてもストレスなどが原因で乱れてしまう場合もあるので注意が必要です。
ターンオーバーの乱れはシミだけではなく、乾燥をはじめとする様々な肌トラブルが起きる原因となってしまいます。
その他の原因
ここまでお伝えしたのは一般的な原因とメカニズムですが、実はシミは他の原因でできている場合もあります。ホルモンバランスの乱れ、生まれつきのものなどです。適切なケアをするためには、まずは自分がどのタイプのシミに当てはまるのかを知る必要があります。次の章で詳しくお伝えしていきます。
シミの種類
シミはその原因によって、大きく分けて4つのタイプに分類されます。
日光黒子 |紫外線をよく浴びる人
もっとも多いタイプのシミ。別名:老人性色素斑。
主な原因は紫外線で、淡褐色~濃褐色の色素斑が現れます。
中年以降に増え、顔、腕、背中など露出する部分に多くみられます。
肝斑|左右対称にある人
頬骨に沿ってある、左右対称のシミ。
主な原因は女性ホルモンと言われており、薄い褐色でやや大きいものです。
30代~40代で出現することが多く、レーザー治療・紫外線で悪化すると考えられています。
雀卵斑|そばかす・小さい頃からある人
いわゆる「そばかす」で、頬や鼻の周りに多くみられる数ミリ以下の丸い斑点のような茶褐色シミ。
遺伝性のもので、頬や鼻の周りなどに多くみられ、3歳頃~思春期に目立つようになります。
炎症後色素沈着|炎症やケガをした人
やけど・ニキビといった肌の炎症が原因でできるシミ。
炎症が起きた後の部位に現れるもので、時間の経過と共に薄くなっていくことが多いものです。
シミのケア方法
シミのタイプがわかったら、早速それぞれのタイプにあったケアをしていきましょう。
日光黒子 |紫外線をよく浴びる人
ケア方法:日焼け止め/美白化粧品
日やけ対策をした後、ターンオーバーを整えるためのケアを行ってください。
日やけ止めを選ぶポイント
SPFとPAの数値を参考にし、ご自身の肌に合ったものを選びましょう。
- SPFとは?
- 紫外線によって起こる炎症を防止する効果の程度を表したもの。
「SPF50」といった表記がされ、数字が大きいほど、防止効果が高くなります。
最高値は50です。 - PAとは?
- シミ・肌ダメージの原因となる「長波長紫外線」の防止効果の程度を表したものです。
「PA++」といった表記がされ、+の数が多いほど防止効果が高くなります。
最高値は+が4つ、「PA++++」です。
SPF・PAどちらも最高値のものはレジャー向けといわれていますが、ご自身の生活スタイルによって使い分けてみてくださいね。また、日やけ止めの効果を最大限に発揮するためには、こまめに塗りなおすことがマストです。持ち運べるサイズのものも購入しておくとよいでしょう。
美白化粧品を選ぶポイント
ビタミンC誘導体・アルブチンが含まれているものがベストです!
- ビタミンC誘導体とは?
- 美肌成分であるビタミンCを、肌に吸収されやすくしたものです。
国の有効成分にも登録されているので、信頼性が高いといえます。
メラニンが作られるのを防止するだけでなく、すでに出来てしまった黒色メラニンを還元させる効果があるといわれています。
その他、炎症をやわらげる効果もある優れものです! - アルブチンとは?
- メラニンの生成を抑える、自然派の美白成分です。
アルブチンの他に、メラニンの生成を抑える成分としてカモミラE、トラネキサム酸、コウジ酸が有名ですが、この中で最も高い美白効果があると言われています。
この2つの成分が含まれているものの中から、ご自身が一番「使い心地が良い」と感じるものを選ぶようにしてみてくださいね。
ここまで日光黒子タイプのシミ対策として代表的な2つをご紹介しましたが、その他にも「日傘をこまめに差す」「ビタミンCの多いキウイやカボチャを摂取する」「ターンオーバーを整えるため、入浴する」といった日常の些細な心掛けもとても大切なポイントです。
基本の対策と併せて、ぜひ取り入れてみてくださいね。
肝斑・雀卵斑・炎症後色素沈着タイプの人
このタイプに当てはまった人は、サプリメントや医薬品での「内側からのケア」が効果的です。以下の有効成分を参考に、ご自身に合ったものを試してみて下さい。
肝斑の人
- 黒色メラニンの生成を防ぐ、トラネキサム酸が含まれているもの
- メラニン排出を促進する「L-システイン」が含まれているもの
雀卵斑・炎症後色素沈着の人
- 肌代謝を促進する「ビタミンB2」「ビタミンB6」が含まれているもの
- 黒色メラニンの沈着を防ぐ「ビタミンE」が含まれているもの
各症状に対する効果が高いものとして、あえて2つに分けてご紹介しましたが、これらの成分はどのタイプにも共通して効果がある成分です。そのため特に1つの成分にこだわらずに、幅広く取り入れるようにしてみてください。
「サプリだと効果が薄いな」「いろいろ試してサプリ迷子・・・」と悩んでいらっしゃる方は、皮膚科へ行くこともおすすめします。
専門の先生に直接お悩みを聞いてもらい、肌を診てもらうことで自己流美容よりも効果が高い方法を紹介してもらえることが期待できます。
シミケアに即効性が欲しい人は・・・
「日頃のケアもするけど、今すぐシミを消したい!」という方には美容皮膚科がオススメです。保険が効かないため高額になってしまいますが、医療レーザーであれば黒色メラニンに直接働きかけシミ取りをするので、即効性があります。
通院やダウンタイムの時間をとらなければいけないデメリットもありますが、すぐにシミが消えるメリットはとても大きいはずです。
クリニックにより費用は異なりますが、大体「5,000円~70,000円/1㎝シミ」が相場となっているようです。「費用よりも即効性!」という方は検討してみる価値がありそうです。
シミは自分に合った方法でケアを
ここまでご紹介したとおり、シミはケア次第でなくすことができるものです。
まずはご自身のシミタイプをしっかりと理解してからケアをしてあげてくださいね。