2022.02.28
肌も髪も爪もツヤツヤになるには?
「綺麗になりたい!」そう願う女性は、肌・髪・爪の先まで磨き上げているものです。ツヤツヤにケアされている肌や髪は、清潔感や透明感があって若々しい印象に見えます。女性がいつまでも綺麗でいるためには、「肌・髪・爪にツヤを出す」ことが大切なのです。
そこで今回は、ツヤやかで美しい見た目になるために欠かせない「栄養素や食材」について解説していきます。簡単なお手入れ方法も紹介しているので、最後までじっくりと読んでみてください。
まずは、ツヤやかな見た目になるために欠かせない栄養素から見ていきましょう。
ツヤツヤになるためには「ケラチン」がポイント
艶やかな見た目に欠かせない成分として、「ケラチン」と呼ばれるタンパク質があります。ケラチンは、美しい肌や髪、爪を維持するために深い関係がある栄養素のひとつ。18種類のアミノ酸が結合してできています。
肌・髪・爪の一番外側にある層の多くは、ケラチン(タンパク質)でできています。また、肌のツヤや弾力維持に関係するコラーゲンやエラスチンも、タンパク質で構成されているのです。「ケラチンを補うことでツヤツヤになる」といわれているほど、美容業界でも注目されています。
体内で生成される栄養素ですが、偏った食生活や加齢により減少していきます。ケラチン不足になったお肌や髪、爪にはどんなサインが現れるのでしょうか。次の章で説明していきます。
ケラチン不足のサインを知っておこう
ケラチンが不足している肌や髪に現れるサインをまとめました。
- 二枚爪になる
- 爪が割れやすくなる
- 髪の毛のツヤがなくなる
- 髪の毛が細くなる
- 髪の毛がパサついて切れやすくなる
- 肌が乾燥する
- 肌荒れやトラブルが起きやすい肌になる
- 肌の弾力が弱くなる
このように、ケラチン不足になった体には、嬉しくないサインが現れてしまうのです。そうならないためにも、積極的に栄養を補うことが大切です。次の章からは、ケラチンの構成に繋がる「肌や髪、爪に良い食材」をご紹介していきます。
肌・髪・爪に良い食材を知っておこう
肌や髪、爪に良い食材をご紹介していきます。普段の食生活で意識して取り入れるようにしてみてください。
- ケラチンの原材料となる「アミノ酸」
- 体内でケラチンが構成されるために必要な「ビタミンBや亜鉛」
- ケラチンの形成に欠かせない「ビタミンA」
ポイントは、体内でケラチン(タンパク質)を構成する栄養素をバランスよく摂ることです。まとめて摂るのではく、毎日の食生活に少しずつ取り入れて続けるようにしましょう。
ケラチンを構成する栄養素が多く含まれた食材を、以下の表にまとめました。
栄養素 |
食材 |
---|---|
アミノ酸 |
豚肉(ロース)、あじ(生)、鶏卵、牛乳、大豆 など |
ビタミンB(B2・B6) |
豚レバー、牛レバー、鶏レバー、うなぎ蒲焼き、カマンベールチーズ、赤身の魚、ヒレ肉、ささみ、バナナ、パプリカ、さつまいも、玄米 など |
亜鉛 |
しらす干し、まあじ、かつお節、豚レバー、牛もも肉、豚肩ロース、 わかめ、 切干しだいこん 、えだまめ 、アーモンド など |
ビタミンA |
卵黄、うずら卵、レバー、モロヘイヤ、ほうれん草、ニンジン、バター、うなぎ、ホタルイカ など |
上記の食材を取り入れて、バランスよく食事をするようにしてください。次の章では、上記以外で肌・髪・爪それぞれに良い食材をご紹介していきます。「肌荒れが気になる・髪の毛がパサつく」など、パーツ悩みがある人は、次の章も参考にしてくださいね。
肌に良い食材
美肌を維持したい人は、コラーゲンの合成やメラニンの生成を抑えるビタミンCと、血行促進効果が期待できるビタミンEも合わせて摂りましょう。ビタミンCとビタミンEを豊富に含む食材を、以下の表にまとめました。
肌に良い栄養素 |
食材 |
---|---|
ビタミンCを多く含む食材 |
アセロラ、キウイ、柑橘類、柿、マンゴー、イチゴ、パプリカ、ブロッコリー、芽キャベツ、ピーマン、豆苗、ゴーヤー など |
ビタミンEを多く含む食材 |
アーモンド、ヒマワリ油、菜種油、アボカド、大豆、うなぎ、かぼちゃ など |
髪に良い食材
健康な髪の毛の維持には、髪のツヤやハリをアップさせるコラーゲンや、血行をよくして抜け毛を防ぐ効果が期待できるビタミンEを積極的に摂りましょう。コラーゲンとビタミンEを豊富に含む食材を、以下の表にまとめました。
髪に良い栄養素 |
食材 |
---|---|
コラーゲンを多く含む食材 |
ゼラチン、ゼリー、プリン、杏仁豆、スッポン、フカヒレ、エイヒレ、魚の皮 など |
ビタミンEを多く含む食材 |
アーモンド、ヒマワリ油、菜種油、アボカド、大豆、うなぎ、かぼちゃ など |
爪に良い食材
丈夫な爪を手に入れるためには、反り爪や二枚爪防止に繋がる鉄分を摂っていきましょう。鉄分を豊富に含む食材を、以下の表にまとめました。
爪に良い栄養素 |
食材 |
---|---|
鉄分 |
あゆ、しじみ、アサリ、牡蠣、干しエビ、肉類のレバー、赤身の肉、ほうれん草、パセリ、大豆、海藻類 など |
体や肌は、食べたものから作られています。毎日の食生活に、バランスよく栄養素を取り入れていきましょう。次の章では、肌・髪・爪の簡単なケア方法をご紹介していきます。
肌・髪・爪のお手入れ方法をおさらいしよう
肌・髪・爪の簡単なケア方法を、パーツごとにご紹介していきます。
お肌の簡単なお手入れ方法
「滑らかで美しい肌」は、正しいお手入れをすることで育っていくものです。肌のお手入れの基本は3つ。この3つのポイントをしっかりと抑えれば、将来の肌の健康に繋がります。
- 洗顔で汚れをしっかりと落とす
- 肌に潤いを与えて保湿をする
- 日焼け止めを使って紫外線から肌を守る
顔の肌には、外で付着した汚れやほこり、分泌される汗や皮脂もついています。1日の終わりには、クレンジングを行って汚れを取り除きましょう。また、化粧水や乳液を使って肌を保湿するのもお手入れの基本。自分の肌タイプに合わせた保湿製品を使ってください。
紫外線は、肌表面だけではなく内部の組織にもダメージを与えます。外出時には必ず日焼け止めを塗ることも、美肌を育てるために重要なケアです。
髪の簡単なお手入れ方法
髪の毛は、体の中でも最も汚れが付きやすいパーツといわれています。外部の空気に触れる面積も広く、毛と毛の間にも汚れが入り込んでしまうのです。髪のお手入れポイントは2つあります。
- 頭髪の汚れを正しく洗い流す
- 乾燥させない工夫が必要
1日の終わりには、必ず髪の毛の汚れを落とすようにしましょう。特に脂性肌の人は、頭皮の毛穴に皮脂が溜まりやすいです。頭皮をマッサージするように毛穴の汚れを浮かせて洗うのがポイントです。
頭皮環境は人によってさまざまですが、髪の毛や頭皮を乾燥させないようにするのも重要です。必要であれば頭皮用のオイルを使ったり、毛先にトリートメントを使ってください。長時間紫外線を浴びる人は、頭髪用の日焼け止めを使うようにしましょう。
爪の簡単なお手入れ方法
爪を綺麗に維持するためには、定期的な爪先のお手入れをしましょう。毎回ネイルサロンに通う必要はありません。自宅で簡単にできる、以下の2つのケア方法を試してみてください。
- 爪やすりで先端を整える
- 爪の根本を保湿する
爪は日常生活で負担がかかりやすいパーツです。爪先が割れたり、先端にヒビが入ることも珍しくありません。爪が大きく割れてしまう前に、爪やすりで整えましょう。爪先に軽めに当てて丸みを出してあげるだけで、爪が割れるのを防げます。
また、爪根本は乾燥しやすい部分です。ささくれができる前に、保湿ケアをしておきましょう。ネイル用のオイルやクリームはベタつかないのでおすすめです。
肌・髪・爪を磨いてもっと輝く自分に!
今回は、肌・髪・爪を美しく保つための栄養素やお手入れ方法をご紹介しました。女性がいつまでも綺麗でいるためには、自信を持てる「自分」になることが大切です。体の先端までお手入れをして、さらに輝く毎日を送りましょう。