コラム

2021.07.08

日頃のケアが大事!顔のむくみ対策とは?自宅でできる対処法

朝起きると顔がパンパン!出かけるのも憂鬱になるし、顔のむくみが気になって1日がだいなしになることも。切実に知りたい、顔のむくみを即効解消する方法と顔がむくまなくなる方法。そんなあなたに「出かける前のたった3分でできる顔のむくみ解消テクニック」と「前日にこれをすればむくまない!寝る前の心がけ」をお伝えします。また、日頃から自宅でできるむくみ対策も知り、徹底的に顔のむくみをはねのけましょう。スッキリ小顔になって自信を取り戻したあなたは、よりいっそう輝くこと間違いなしです。

 

 

自宅でできる顔のむくみ即効解消マッサージ

とくに病気やアレルギーがなく、顔のむくみに困ったなら、自宅で簡単にできて効果を実感しやすい「3分間むくみ解消法」がおすすめです。

寝ている間に滞ったリンパ液を、マッサージでスムーズに流すことが目的。普通のマッサージは、心臓に遠い場所から心臓に向かって行いますが、リンパマッサージは逆で、中心のリンパ節から外側へと順にほぐして通りをよくしていきます。いきなり顔をマッサージしても、いまいちスッキリしないのは、大きなリンパ節自体の流れが悪いままにやみくもにしているからかもしれません。腋窩、鎖骨下、顎下、耳介へと順に移動しましょう。

また、顔のリンパ管は体の表面近くに通っています。お肌を傷つけないためにも、力は入れず、子猫をなでるように行ってくださいね。もちろんクリームをつけるのは忘れずに。

 

3分間マッサージの準備

最初に深呼吸を5回して、深部のリンパ管にも刺激を送ってから行いましょう。

  1. まず、肩回しを大きく10回。両腕を前から後ろ、後ろから前にそれぞれ5回ずつ行います。脇を触ってむくみを感じるときは、脇ももみほぐすとベスト。脇を大きく開くイメージで。
    深部リンパ液の入り口(静脈の合流部分でもあります)となる腋窩リンパ節をほぐすことが大切です。
  2. 指でピースを作り、鎖骨をはさみます。中央から肩に向かってゆっくりすべらせながら、流していきます。両鎖骨5回行いましょう。
    鎖骨下リンパ節の流れをよくします。

 

3分間顔のむくみとりリンパマッサージ

準備をすませます。

  1. 斜め横に首を傾け、耳の下から鎖骨の中心に向かって浮き出る胸鎖乳突筋に手のひらをおき、なでるように鎖骨下までおろします。左右と前面、首のリンパを流します。
  2. 手の甲を上に向けた状態でピースを作り、顎をはさみ耳上に向かってすべらせます。顎下リンパ節から耳下リンパ節へ通りを作るイメージです。
  3. 親指と人差し指で両耳を根元からはさみ、上から下に向かって円をかくよう回します。
  4. 耳たぶをびよーんとひっぱって、同じように回します。
    これだけでも耳周りがポカポカしてきて、顔がスッキリします。
  5. 頬骨の下に3本指をあて、こめかみに向かって手をすべらせます。頬のリンパを流します。
  6. 両手をおでこと生え際を包むようにあて、中央から耳へ向かってなでおろします。

510回行いましょう。

 

3分間頭皮マッサージ

「デコルテまでが顔です」は、多くの女性が知っています。しかし、頭皮も顔と理解している人はまだまだ多くありません。頭部はリンパの流れを助ける筋肉のポンプ作用が働きにくく、思うよりずっと凝り固まりやすい場所です。頭皮をほぐして顔を含めた頭部全体の巡りをよくすると、より顔のむくみがとれます。頭皮が1ミリあがると顔の皮膚も1ミリあがると言われているくらい、3分間頭皮マッサージは効果も抜群です。

準備をすませます。

  1. 両手の人差し指と中指を生え際に置きます。間隔は黒目の間くらいに。指圧するように圧をかけ、そのまま中央に寄せる意識で指を動かします。35秒ごとに頭頂部に向かって位置を移動していきましょう。
  2. 両手を広げて人差し指と中指の間に耳をはさむように置きます。指先で圧をかけくるくる回しながら、頭頂部に向かってずらしていきます。ひっぱられて顔がつり上がるくらいに。頭頂部で両手が重なったら、そのまま髪をつかんで上に持ち上げきゅーっとひっぱりましょう。
  3. 人差し指と中指を頭頂部に置き、圧をかけて細かくゆらしながら移動していきます。張り付いている頭皮を頭蓋骨からはがすイメージで。
  4. 両手を組んで手のひらを前方に向け、親指の付け根、骨の部分を頭頂部にあて指圧しながら動かしていきます。こうするとより圧がかかって痛気持ちよさを実感できます。痛気持ちいい部分をマッサージして仕上げます。

35回行いましょう。

 

3分間蒸しタオル巡り術

蒸しタオルと冷えたタオルを用意します。

1分間ほど蒸しタオルで顔を温め、その後冷やしたタオルで1分間ほど鎮静させます。スチームがあれば蒸気を顔にあてる、冷やしタオルでなくシートパックにするなど好みによって工夫してみましょう。血行がよくなり、むくみがスッキリすることも。

 

 

顔をむくませない前日の心がけ7カ条

明日は絶対に顔をむくませたくない。そんな日は前日からの準備がとても有効です。

1.枕を高く

低い位置に水分はたまります。高めの枕で顔を心臓の位置より高くして寝ることがおすすめです。うつぶせに寝ると顔はむくむので要注意。

2.寝る前3時間に食べ終わる

就寝までに消化を終わらせると、睡眠中代謝があがり老廃物を排泄する機能や、ホルモン分泌を整える機能がうまく働き、翌朝スッキリ感を実現できます。

3.入浴とストレッチ

体の巡りをよくするためにも、前日はゆったり浴槽に入り、軽いストレッチをしましょう。

4.アルコール禁止

アルコールが残ると、翌朝のむくみがひどくなるのはだれしも経験していること。前日はお酒を控えましょう。

5.塩分の摂りすぎ禁止

前日、とくに夕食に塩分を摂りすぎると、翌朝むくみやすくなります。塩分多い水分(ラーメンの汁など)は避けましょう。

6.カリウムを摂る

カリウムは利尿作用があり、むくみ予防になります。海藻類、バナナ、アボカド、生野菜などカリウムを多く含む食材を選びましょう。

7.ゴムのないナイトウェアを

体の巡りをよりよくするために、締め付けのないナイトウェアを選びましょう。寝具も寝返りのうちやすいものがおすすめです。

 

 

顔をむくませない日頃の心がけ3カ条

顔をむくませないために、これだけは日頃から心がけておきたいことがあります。この3つを守るだけで驚くほど顔のむくみが違ってきますから、ぜひ今日から試してみてくださいね。

 

糖質の摂りすぎ禁止

むくみといえば塩分ですが、塩分を摂りすぎてはいないのに原因不明でむくむとき、意外に糖質の摂りすぎが考えられます。糖質は水分を引き込む性質があるためです。適正な糖質の量は、総エネルギー量の5060%で、女性だと平均して約270グラムです。たとえば約600kcalの和定食だと、糖質が約90グラムになります。約300kcalのフルーツサンドだと約40グラム、ホットケーキ1枚で約40グラム糖質が含まれています。思うより糖質を摂りすぎている場合もあり、むくみにつながることも。

 

顔の筋トレをしよう

加齢とともに顔の筋肉も落ちてきます。筋肉が衰えると、ポンプ機能が弱まり、老廃物もたまりやすくむくみがちに。皮膚を支える力も弱まるため、たるみやしわの原因にも。顔の体操やEMS美顔器などで、筋肉の衰えを防ぐことも大切です。

 

ストレスをためない

美の基本は、ストレスをためないことと言っても過言ではありません。強いストレスを感じると、抗ストレスホルモンのコルチゾールが多く分泌されますが、このコルチゾールは顔のむくみを引き起こすとわかっています。※1また、コルチゾールが多く分泌されると、脂肪がつきやすくなります。

 

 

まとめ

心臓から遠い部分がむくみやすい場所なので、顔のむくみに悩む女性は少なくありません。血液やリンパ液の流れが渋滞した状態で、水分排泄がうまくいかないとむくみにつながります。顔のむくみにとって、規則正しい生活、過不足のない栄養、ストレスのたまらない心の持ち方など、基本的なことは欠かせません。そのうえで日々のケアがあるからこそ、高い効果を発揮するのです。とくに、正しいリンパマッサージ、頭皮マッサージは即効性があり効果も実感できます。ぜひ取り入れてスッキリ小顔を実感してくださいね。

【参考サイト】
※1 http://www.pola-rm.co.jp/pdf/release_20190628.pdf