2022.03.07
悩ましい足のむくみをスッキリさせるには?
魅力的に見える足は「ただ細い」だけではありません。むくみのない引き締まった足は、美しく見えるものです。ですが現代の女性には、繰り返す足のむくみに悩み続けている人が多いようです。
そこで今回は、悩ましい足のむくみをスッキリさせる方法やコツ、足がむくむ原因を解説していきます。いますぐ実践できるケア方法もご紹介するので、さっそく今日から試してみてください。
まずは、なぜ足はむくむのか?足がむくみやすい人の特徴から見ていきましょう。
足がむくみやすい人の特徴
足のむくみは、立ち仕事の人に多い症状と思われがちです。ですが、1日座ってデスクワークをしていた足でも、むくみは引き起こるのです。足がむくみやすい人の特徴を見ていきましょう。
- 長時間の立ち仕事をしている人
- 1日座ったままで仕事をしている人
- 体が冷えやすい人
- 運動する習慣がない人
- 無理なダイエットで筋肉が落ちてしまった人
立ち仕事とデスクワークは正反対の状況ですが、どちらもむくみが引き起こる可能性が高いです。それだけではなく、体の冷えや筋力の低下でもむくみやすい体になってしまいます。
足がむくむ仕組みや原因を、詳しく解説していきます。
足がむくむ仕組み
足がむくんでいるときは、体内に「組織液」が溜まっている状態です。組織液とは、水分を含む血液やリンパ液などのこと。これらの循環が悪くなって、細胞のすき間などに水分が停滞すると、むくみが引き起こる仕組みになっているのです。
足がむくむ原因
健康な体であれば、血液やリンパ液は足に滞ることなく体を巡ります。ですが、長時間同じ体勢でい続けたり、体が冷えて巡りが滞ると下半身がむくみやすくなってしまうのです。
また、無理なダイエットをした人や運動習慣がない人も、筋力低下が原因でむくみやすくなります。足の筋肉には組織液を心臓に戻すためのポンプの役割があります。筋力が低下すると、ポンプの力も弱まるので血液やリンパ液が滞ってしまうのです。
むくみやすい時間帯
過ごす環境や状況にもよりますが、足がむくみやすい時間帯は1日に2回あります。
- 起床時
- 夕方
睡眠中は、長時間横になっているため体に水分が溜まりやすいです。ですが朝のむくみは、すぐに気にならなくなることがほとんどです。目覚めた後は活動的になるホルモンが多く分泌されたり、たまっていた水分がどんどん下に落ちていったりするので、自然とむくみが取れていくからです。
一方で、悩みの種になるのは夕方のむくみ。デスクワークや立ち仕事の人は、夕方頃には足がパンパンにむくむことが多いのではないでしょうか?夕方のむくみは朝と比べて、約5~10mmも大きさに差が出るといわれているのです。
スッキリとした足を維持するためにも、むくみに効果的な美容法を取り入れていきましょう。次の章では、足のむくみ悩みを少しでも解消できるようなストレッチ方法を紹介していきます。
むくみに効果的なストレッチ
むくみケアに効果的な、ストレッチ方法をご紹介します。ストレッチは、外出先でできる方法と、自宅で行う方法の2種類を紹介していきます。
ストレッチ方法【外出先】
外出先でできる、むくみケアになるストレッチ方法です。座ったり横にならずにできる方法なので、ランチの時間や会社のトイレなど、隙間時間を見つけて取り入れてみてください。
このストレッチでは、水分が溜まりやすいふくらはぎ後ろの「下腿三頭筋(かたいさんとうきん)」をストレッチできます。
ふくらはぎを伸ばすストレッチ
①真っ直ぐ立ちます。左右どちらかの足を、まっすぐ二足分ほど後ろにずらします。
②後ろの足の踵を床に押し付けるようにして、アキレス腱を伸ばします。前足の膝は曲げてOKです。
③ゆっくり呼吸をしながら数秒間キープしましょう。
④反対側も同様に行います。数回繰り返しましょう。
ポイント:後ろに下げた足は、膝を曲げずに伸ばしてストレッチするのがポイントです。無理をせずに、痛気持ちい場所で止めてください。余裕がある人は、足の幅を広げて行ってください。
ストレッチ方法【自宅】
自宅では、足全体の血行を促すための開脚ストレッチを取り入れましょう。足の付け根にはリンパ節があるので、開脚で刺激を与えると巡りのサポートになります。
開脚ストレッチで足全体をほぐしてから、先に紹介した「ふくらはぎを伸ばすストレッチ」を行うと効果的です。
開脚ストレッチ
①床にお尻をつけて座ってください。両足を腰幅の1.5倍程開いて、まっすぐ伸ばします。
②足と足の間に手のひらをついてください。ゆっくりと前に向かって手を歩かせていきます。痛気持ちいと感じる場所で、手を止めてください。
③背中が丸まらないように注意しながら、お尻を後ろに突き出すイメージで足内側を伸ばしていきます。
④大きく呼吸をしながら、30秒程度キープしましょう。
⑤力を抜いて、元の姿勢に戻ります。数回繰り返してください。
ポイント:足の可動幅は人によっても異なります。無理をせずに自分のペースで行ってください。
次の章では、むくみケアに繋がる栄養素と食材をご紹介します。体の中からもむくみケアをしていきましょう。
むくみケアに繋がる栄養素
むくみケアにおすすめの栄養素をご紹介します。むくみケアには、利尿作用や発汗作用がある2つの栄養素を積極的に摂るようにしてください。
- カリウム
- 食物繊維
カリウムと食物繊維を含んだ食材を、普段の食生活で食べるようにしましょう。栄養素を豊富に含む食材をご紹介していきます。
カリウムと食物繊維を豊富に含む食材
むくみケアに繋がる栄養素 |
食材 |
---|---|
カリウム |
アボカド、バナナ、プルーン、ドライトマト、ブロッコリー など |
食物繊維 |
玄米、胚芽米、とうもろこし、おから、こんにゃく、椎茸、セロリ、わかめ など |
むくみケアに繋がる食材は知ることができましたね。次の章では、履いているだけでむくみケアになるアイテムを紹介していきます。
むくみには着圧ソックスもおすすめ
足のむくみには「着圧ソックス」を履くのもおすすめです。着圧ソックスは、ほどよく足を加圧してくれる専用の靴下です。体内の巡りをよくするサポートになり、水分や老廃物などを押し出す効果が期待できます。
以下の悩みがある人は、むくみケアに着圧ソックスを取り入れるとよいでしょう。
- 「むくみ」がなかなか取れない
- 足が冷えやすい
着圧ソックスは靴下タイプなので、足の冷え予防にも効果的です。また、むくみがなかなか取れずに悩んでいる人にもおすすめができます。
むくんでしまった足の筋肉は硬くなりやすいので、そのままにしておくと脂肪がつきやすい体質になってしまいます。着圧ソックスで程よい刺激を与えて、巡りのサポートをするようにしましょう。
スッキリとした足で出かけよう
女性にとって「足」は、魅力を上げるための大事なパーツです。むくみが気になったらそのままにせずに、正しい方法でケアをしていきましょう。むくみケアに繋がるアイテムを活用したり、体の中からむくまない体づくりをすることも大切です。
スッキリとした足で出かければ、フットワークも心も軽くなるはずです。さっそく今日から、むくみケアをはじめてみませんか?