2022.05.16
シミ対策のお手入れは何をすればよい?
紫外線が強くなる季節。一番の心配事は、肌に現れてくる「シミ」ではないでしょうか?いつまでも若々しい印象でいたいと願う女性にとって、老けて見える原因になる「シミ」は大敵です。
そこで今回は、シミはなぜ出来るのか?シミを内側からケアする食べ物などをご紹介します。シミ対策には何をすればよいのか悩んでる人は、ぜひ最後まで読んでみてください。まずは、シミができる原因やメカニズムから解説します。
シミはなぜ出来るのか?
シミができるのは「日焼けが原因」と思っている人が多いのではないでしょうか。じつは、シミができる原因は、それだけではありません。
- 日焼け
- 女性ホルモンの影響
- 活性酸素
- ニキビ跡などの色素沈着
- 摩擦や刺激
これらは全て、シミができる原因です。なぜシミができてしまうのか、それぞれのメカニズムについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
原因1:日焼け
シミができる原因で最も知られているのは、紫外線による日焼けです。紫外線を浴びると、肌の内部にあるメラニン色素が増えて、表面に残ることでシミができます。しかし、本来であれば、メラニン色素は肌の代謝とともに排出されるものです。
肌の代謝であるターンオーバーが乱れていたり、強い紫外線を浴び続けたりすることで、メラニンが肌に停滞する可能性が高まり、シミができやすくなってしまうのです。紫外線から肌を守るために、日焼け止めを使う習慣をつけましょう。また、日傘や帽子を利用して、直接光線が当たらないように工夫することも効果的です。
原因2:女性ホルモンの影響
女性ホルモンの影響で、シミができる可能性もあります。女性の体は、妊娠中・出産後・更年期などに、ホルモンバランスが乱れる場合があります。ホルモンの乱れでできるシミは「肝斑」と呼ばれていて、一時的に濃くなることが多いようです。これは、女性ホルモンが乱れることで、黒色メラニンの生成が一時的に高まるのが原因。また、できてしまった肝斑は、日焼けによって悪化することもあります。薄い肝斑でも、日焼けが原因で目立つようになってしまうのです。
女性ホルモンはストレスが溜まることでも乱れます。自分のストレス解消法を見つけておくとよいでしょう。また、薄いシミに気づいたら、紫外線対策をしっかりとしておきましょう。
原因3:活性酸素
最近注目されているシミの原因の一つに「活性酸素」があります。活性酸素は、呼吸で体内に入ってくる酸素が、他の物質と反応しやすい状態に変化したものを指します。じつは、この活性酸素は、メラニンが生成される細胞である「メラノサイト」を刺激して、黒色メラニンの生成を促すといわれているのです。活性酸素は、紫外線やストレス、タバコ、大気汚染が原因でも増えるとされています。
外的要因は防ぐのが難しいですが、ストレスは発散可能です。ストレスの溜まりにくい生活を意識してみましょう。
原因4:ニキビ跡などの色素沈着
ニキビ跡などの色素沈着が、シミになる場合もあります。ニキビができると、潰したり掻いたりしてしまう人が多いようです。
間違った方法でニキビをケアすると、ニキビ跡が残ります。ニキビ跡が色素沈着により濃くなると、シミのように見えてしまうのです。ニキビだけではなく、虫刺されや傷も同様です。不必要に触ったり、引っ掻いたりすることは避けましょう。
原因5:摩擦や刺激
シミは、肌への強い摩擦や刺激でできる場合もあります。摩擦などの刺激は、メラニンが生成される細胞である「メラノサイト」を刺激します。メラニンが増えたり角質層に停滞したりすると、シミが目立つようになってしまうのです。肌への必要以上の摩擦や刺激は、起こさないようにしましょう。
シミは、日焼けだけではなく、ホルモンの影響やニキビの色素沈着でもできてしまうことがわかりましたね。次の章では、できてしまったシミのお手入れには、何をすればいいのかを解説していきます。
シミ対策のお手入れは何をすればいいのか?
シミのお手入れには、内側からケアする方法と、外側からケアする方法の2種類があります。
- 内側からのケア:シミ対策に繋がる栄養素を摂る
- 外側からのケア:シミ対策ができる化粧品を使う
どちらか一方でケアするよりも、内・外の両側からアプローチをするのが効果的です。バランスよく栄養素を取りながら、毎日のスキンケアを続けていきましょう。
まずは、シミを内側からケアする栄養素をご紹介します。
シミを内側からケアする栄養素
シミを内側からケアしたい人は、以下の栄養素を摂るようにしましょう。
- ビタミンC
- ビタミンE
- Bカロチン(ビタミンA)
- ビタミンB2
- L-システイン
これらの栄養素は、抗酸化作用、メラニン色素沈着の抑制、新陳代謝を促進するなど、シミ対策に効果的な栄養素です。オススメの栄養素が豊富に含まれる食材をご紹介するので、参考にしてみてください。
オススメの食材
シミを内側から |
豊富に含まれる食材 |
---|---|
ビタミンC |
イチゴ、レモン、キウイフルーツ、ブロッコリー、黄ピーマン、赤ピーマン、菜の花 |
ビタミンE |
大豆、アーモンド、オリーブオイル、卵、アボカド、うなぎ、かぼちゃ |
Bカロチン |
緑黄色野菜(にんじん、ほうれん草、ピーマン、かぼちゃなど)、柑橘類、スイカ |
ビタミンB2 |
豆類、乳類、卵類、野菜類、魚介類、肉類、藻類、種実類 |
L-システイン |
ごま、卵、ブロッコリー、ニンニク、高野豆腐、小麦胚芽 |
L-システインは、食材から摂取できる量はごくわずかといわれています。サプリメントなどを上手に活用するのがオススメです。次の章では、外側からシミをケアする「化粧品」についてご紹介します。
シミ対策ができる化粧品
気になるシミをケアしたい人は、スキンケアを続けましょう。シミ対策として使う化粧品は、医薬部外品とかかれている製品がオススメです。国から認められている効果が期待できるので、効率よくお手入れができます。
シミ対策には医薬部外品
医薬部外品の化粧品は、製品パッケージに「薬用・医薬部外品」と記載されています。しかし、医薬部外品の化粧品の中には、シミ以外に効果がある製品も存在します。シミ対策におすすめの美白有効成分をご紹介するので、製品を購入するときは合わせてチェックしてみてください。
シミ対策にオススメの美白有効成分
- ビタミンC誘導体
- プラセンタエキス
- アルブチン
- ハイドロキノン
- トラネキサム酸
美白有効成分が配合されている化粧品を選ぶことが大切ですが、スキンケアの基本である「保湿ケア」も重要です。 保湿ケアが重要な理由を説明します。
保湿ケアも重要
シミ対策に繋がるお手入れとして、スキンケアの基本である「保湿ケア」も重要です。なぜなら、乾燥している肌の状態は、刺激やダメージに対して弱くなってしまうからです。
肌にはもともと、水分が含まれています。理想的な水分量は20~30%ほどといわれていて、肌の内部を守るためのバリア機能なども正常に機能しやすい状態です。スキンケアをするときは、肌質に合わせて保湿をするようにしましょう。保湿ケアにオススメの美容成分をご紹介するので、参考にしてください。
保湿ケアにオススメの美容成分
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- セラミド
- グリセリン
- トレハロース
- ビタミンC誘導体
保湿ケアは、どんな製品を使用するのかも重要です。一般的には、サラサラとした質感の化粧品の方が保湿力が軽く、こってりとした質感の化粧品の方が保湿力が高い傾向です。そのため、脂性肌の人であれば、化粧水やジェルクリームなどのサラッとしたタイプがオススメです。乾燥肌であれば、濃厚なクリームでしっかりと保湿をするべきでしょう。
正しいお手入れと対策で明るい印象の肌へ
今回は、シミができる原因や、シミをケアする方法についてご紹介しました。いつまでも若々しい印象でいるために、正しく対策をしていきましょう。