2022.02.21
アラフィフさんにおすすめ!美容ケア
本記事では、アラフィフさんにおすすめの美容ケアを解説します。
たるみやしみ、くすみ、しわなど、アラフィフが直面する肌トラブルはたくさん。年齢を重ねることによる肌変化は避けられないとはいえ、できるなら生き生きとした肌で毎日を過ごしたいですよね。
以下では、アラフィフ肌が直面している肌悩みから、家で簡単に取り入れられるケアまで、肌改善に向けたメソッドをご紹介していきます!
アラフィフ肌が直面する肌悩みとは?
アラフィフ肌は、20代、30代では感じなかったあらゆる変化に直面します。肌悩みもその例外ではなく、自身の年齢、肌質に応じたケアが必要です。正しいケアをするためにも、今自分がどんな環境に置かれているか知ることも大切。アラフィフ肌が直面する肌悩みに関してご紹介していきます。
ターンオーバーが40~50日に
40代後半から50代前半のアラフィフ世代は、ターンオーバーの周期が50日~55日になります。20代の周期は約28日ですから、約2倍の周期。つまり、肌が生まれ変わるペースが20代の頃と比べて2倍時間がかかり、古い角質をため込みやすい肌状態になっているということです。
(参考)年代別ターンオーバー周期
10代 |
約20日 |
---|---|
20代 |
約28日 |
30代 |
約40日 |
40代 |
約55日 |
50代 |
約75日 |
ターンオーバーの周期が乱れると、
- 角質肥厚になり肌がごわつく
- メラニンが排出されずシミができる
- 古い角質が肌をくすませる
など、年齢肌を加速するさまざまな影響が生じます。
ターンオーバーの周期を乱さないようなケア、生活習慣が求められます。
女性ホルモンの変化
一般的に50歳前後で閉経を迎えると、女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少すると言われています。エストロゲンとは、女性らしさ形作るホルモンのこと。生殖器官の維持だけでなく、女性らしい丸みのある身体や、潤いとハリのある肌を作ることにも役立っているんです。
閉経を迎えてエストロゲンが減少すると、
- コラーゲン、ヒアルロン酸の減少による弾力ハリ不足
- 皮脂量の低下
- 血の巡りが悪くなることによるくすみ
などの影響が。
また、閉経を迎える前後10年はいわゆる更年期の期間。更年期による心の変化もアラフィフさんが直面する問題のひとつなんです。
骨格の変化
年齢肌の特徴「たるみ」。たるみが生じる原因は加齢による皮膚、筋肉の衰えだけではありません。加齢により骨量が減り、骨が凹んでしまうことも原因に挙げられるのです。
骨格の変化は、皮膚や皮膚を支えている細胞にも影響し、丸みのあった頬をくぼませます。骨量の減少は年齢に逆らえませんが、化粧品でハリをもたらすことで丸みを補う、マッサージでたるんだ皮膚を持ち上げるなど、工夫をこらすことで改善が可能です。
今までのケアだけじゃ足りない?
アラフィフが家で取り入れるべきケアとは?
心身共にさまざまな影響が訪れるアラフィフ世代は、今まで以上のケアが必要。自身の肌は何が問題で、どんな成分が必要とされているのか、しっかり見極めたうえで丁寧なケアを継続させましょう。アラフィフさんが若々しい肌をつくるために今すぐできるケアをご紹介していきます。
エイジングケア化粧品をチョイス
エイジングケア商品は、保湿力に優れているものがほとんど。保湿力に加えて、自身の悩みに沿った成分が配合されている化粧品を選ぶと◎。
例えば、くすみが気になるのであれば美白成分のビタミンC誘導体やコウジ酸、トラネキサム酸が配合された化粧品を選ぶ。もっとハリを生みたい、たるみを解消したいのであれば、ターンオーバーを促すレチノールやヒアルロン酸、コラーゲンが配合された化粧品を選ぶ、などです。また、シミに直接アプローチするポイントクリームや目元のシワたるみに効果を発揮するアイクリームなど、気になるポイントに直接効く化粧品を取り入れるのも◎。
オイルを取り入れる
若々しい肌を印象付ける「ツヤ」。加齢により皮脂量が低下すると、乾燥しツヤがない肌になってしまいます。
そこで、取り入れたいのがオイルケア。オイルは皮脂の代わりをするだけでなく、水分の保持力を高めたり、肌のハリをもたらしたり、バリア機能を高めたり、と年齢肌にとって嬉しい効果がたくさん。単体で使用するのはもちろん、乾燥が気になるときにクリームに混ぜて使用するなど、たくさんの使い方ができるのも魅力のひとつです。
自律神経を整える生活をする
女性ホルモンと自律神経は密接に関わっていることはご存じですか?女性ホルモンをコントロールする脳の視床下部は、自律神経をコントロールする役割も担っています。そのため、閉経し、女性ホルモンが急激に減少するアラフィフ世代は、自律神経も乱れがちなんです。
自律神経が乱れることによってどんな影響が生じるかというと、
- 睡眠の質が悪くなる
- 疲れやすくなる
- 肩こり
- 血流が悪くなる
などさまざま。「日中疲れやすい」「寝つきが悪い」「顔がいつも疲れているように見られる」方は、もしかしたら自律神経が乱れているのかもしれません。
ただ、加齢がひとつの原因とはいえ、自律神経は整える習慣をつけることで改善可能。自律神経を整えるために、
- 起きる時間と寝る時間を毎日揃える
- 呼吸が浅くならないよう普段から意識する
- ストレスをため込まない→リラックス作用のあるアロマを日常に取り入れる
- 自律神経のコントロールに効果的な成分をとる→(例)アミノ酸、タンパク質、カルシウム、ビタミンBなど
上記のようなことに気を付け、習慣化することが大切です。
シワを作らない秘訣とは?
30代ごろから出現する「シワ」。アラフィフ世代になると、肌内部の水分量の低下、弾力不足で、シワがさらに深く刻まれてしまいます。できてしまったシワを元に戻すことは難しいですが、今後できるかもしれないシワを防ぐことは可能。シワを作らないために、今からできることをご紹介していきます。
紫外線対策の徹底
紫外線はシミだけでなく、シワにも影響します。紫外線には「UVA」「UVB」という2つの波長があり、この波長が肌にダメージを与える原因に。UVB波は日焼けやシミの原因となる一方、UVA波はシワやたるみを生み出す原因となります。
UVA波の特徴は、肌の真皮層まで行き届き、肌内部のコラーゲンやエラスチンを破壊するということ。コラーゲン、エラスチンは言わずと知れた美肌成分で、肌のハリを生み出すもとになる成分。この成分が紫外線により破壊されると、肌がしぼむ、水分保持力の低下、などシワを生み出す大きな要因になってしまうのです。
また、UVA波は1年中降り注いでいるのも特徴のひとつ。秋冬や曇りの日でさえも注意する必要があります。日焼け止めや日傘、サプリ等で紫外線対策を徹底させましょう。
表情筋を鍛える
表情筋は皮膚に隣接している顔の筋肉のこと。加齢による筋力の低下や筋肉を普段から使用していないことにより、表情筋は衰え、たるみ、シワに直結してしまいます。
表情筋はを鍛えるために、普段のケアにマッサージを取り入れてみましょう。
トレーニングその①
①口を閉じ、舌で内側からほうれい線をなぞるように一周する
②10回同じ方向に舌をまわす
③反対周りも同様に同じ回数で行う
このトレーニングは、ほうれい線が深く刻まれるのを防ぐと同時に、顔の下半分を引き上げるのにも役立ちます。
トレーニングその②
①「あいうえお」と声を出すように思い切り口を動かす(声は出さなくても◎)
②10回繰り返す
短時間で簡単にできるこちらのトレーニング。口を動かすときは思い切り動かす、姿勢を正して行うことがポイント。朝、寝起きの状態で実践すると、すっきりむくみがとれたようになります。
まとめ
肌、身体、メンタルなど、アラフィフ世代が直面する問題はさまざま。すべてを簡単に解決できるわけではありませんが、工夫次第でひとつひとつ改善することは可能です。特に、モチベーションの維持に関わる肌は、化粧品や生活習慣を整えることで改善はいくらでもでき、手をかければかけるほど手ごたえを感じるはず。できることから、毎日の美容ケアを取り入れていきましょう。