2022.02.17
アラフォーさんにおすすめ!美容ケア
アラサーと比べてさらに肌悩みが増えるアラフォー肌。
加齢によるものなので10代20代の肌に戻れるわけではありませんが、スキンケア次第では、若々しい!と言われる肌に近づくことは可能です。
スキンケアは知識とテクニックが大切。
アラフォー肌が直面する肌悩みとその原因、美容ケアのポイントまで、本記事で徹底解説していきます!
アラフォーを悩ませる肌トラブルとその原因とは?
35歳前後~40代前半の世代、アラフォー。20代、30代前半では感じなかった肌悩みに直面しているという方も多いのではないでしょうか。実際に、20代で28日周期だったターンオーバーは、アラフォーに差し掛かると約50日にまで遅くなるそう。アラフォー世代の抱える悩みについてご紹介します。
しわ
30代を迎えたあたりで目元・口元に出現する小じわ。年齢とともに肌内部のコラーゲン・エラスチンが減り、弾力が失われることでしわは作られます。アラフォー肌は、そんな小じわがより深く刻まれるのが特徴。
たるみ
年齢肌の象徴、たるみ。
たるみの原因は主に、
- 脂肪の蓄積
- 表情筋の衰え
- 肌弾力の低下
の3つだと言われています。
加齢とともに衰えた新陳代謝が原因で、脂肪の燃焼効率が下がり、排出されるべき脂肪が蓄積することで、たるみはあらわれます。さらに筋力の低下で脂肪を支えられなくなったことも原因のひとつ。アラフォー肌は20代のころに比べて肌のコラーゲン・エラスチンの量が少なく、弾力が弱まっている状態。すべての原因が重なり合って、たるみは生じます。
シミ
2017年に小林製薬は、20代~60代の女性に肌悩みに関する調査を実施。この調査から、30代、40代女性の悩みで最も多いのがシミであることが分かりました。
シミの一番の原因として上げられるのは「紫外線」です。紫外線のUVは肌を刺激し、黒色メラニンを生成。メラニンがシミとなり肌に残ります。
また、ターンオーバーの乱れも原因のひとつ。ターンオーバーが乱れると、皮膚の生まれ変わりがうまくいかず、排出されるはずのメラニンが肌に残される状態に。
(参考)https://www.kobayashi.co.jp/corporate/news/2017/170316_01/index.html
くすみ
くすんでいる肌とは、なんとなく肌が暗く、どんよりしている状態。
くすみはさまざまな原因がありますが、アラフォー肌が注意すべきは「乾燥によるくすみ」と「ターンオーバーの乱れによるくすみ」です。
「乾燥によるくすみ」は、肌のキメが乱れ、水分を保持できなくなることで起こるくすみ。水分が十分に足りている肌は透明感に溢れている一方、肌の弾力が落ち、水分保持力が落ちている肌はくすみやすいです。
「ターンオーバーの乱れによるくすみ」は、ターンオーバーが乱れることによって古い角質が剥がれ落ちず、肌表面に残ってしまうことによって起こるくすみ。このくすみは、肌のごわつきも伴います。
今までと同じケアではNG!アラフォー肌のケアポイント
上記のように、さまざまな肌悩みを生じやすいアラフォー肌。加齢によるものが多いとはいえ、できる限りのケアをして、年齢を感じさせない健やかな肌を保ちたいですよね。生活習慣編とスキンケア編に分けて、ケアのポイントをご紹介していきます。
生活習慣編
食事に気を配る
スキンケアで外から入れる栄養素も大切ですが、食事を通じ中から取り入れる栄養素も大切。食生活も気を配り、肌に効果的な栄養素を取り入れましょう。
種類 |
主な働き |
含まれている食材 |
---|---|---|
ビタミンA |
|
人参、ほうれん草、うなぎ、 |
ビタミンC |
|
レモン、キウイフルーツ、 |
ビタミンB6 |
|
レバー、バナナ、さんまなど |
タンパク質 |
|
卵、鶏むね肉、鶏ささみ肉、 |
鉄分 |
|
ほうれん草、小松菜、ひじき、 |
食事は肌の土台のようなもの。必要な栄養素を選びとり、意識して摂取することで美肌への近道となります。
質の良い睡眠を確保する
質のいい睡眠は成長ホルモンを促し、肌の生まれかわりをサポートします。肌トラブルの改善、美肌の育成には睡眠時間だけでなく、睡眠の質も重要なのです。
特に入眠後3時間ほどは、美肌に必要なホルモンが分泌されるんだとか。入眠をスムーズに行うために、寝る前はスマホ・PCを見ない、明るすぎる場所は避ける、リラックスする、ストレッチをするなど、入眠前の過ごし方に工夫をこらしましょう。
自律神経を整える
自律神経は、呼吸、腸の動き、心臓の動きなど、身体の機能を調整する神経のこと。交感神経と副交感神経から成り立っており、私たちの意思とは関係なく24時間働き続けています。自律神経が乱れてしまうと、
- ぐっすり眠れない
- 血液循環が悪くなる
- ターンオーバーのリズムに影響する
など、美肌を阻害する要因に。
自律神経は、ストレスや生活サイクルの乱れにより崩れてしまいます。
- 積極的に水分をとる
- 毎日同じ時間に寝て同じ時間に起きる
- 適度な運動をする
- リラックスできる時間を作る
など、自律神経が正常に働く環境を整え、美肌を導きましょう。
身体を冷やさない
女性に多い「冷え性」。冷えは肌にも大きな影響を与えます。
血の巡りが悪いことで引き起こされる冷え。血流が悪くなることで、肌はくすみ、ターンオーバーが乱れるなど、あまりいいことはありません。できるだけ湯船につかる、冷たいものを飲みすぎないなど、冷やさない工夫を心がけましょう。
スキンケア編
「こすらない」洗顔とクレンジング
汚れを落とす過程は重要ですが、落としたいからといって、ごしごし力強く圧を加えるのはNG。例え少しの摩擦でも、肌への刺激になり、乾燥や荒れなどのトラブルを引き起こしかねません。
クレンジングは、圧をかけるのではなく肌表面をやさしくなでるように丁寧に。洗顔は、しっかり泡立てて、泡の弾力で肌を滑らすようにケアを心がけましょう。
そして、すすぐ際にもこすらないようやさしく丁寧なやり方が重要です。
自分の悩みに適した商品を選ぶ
乾燥、くすみ、毛穴、たるみなど肌悩みは人それぞれ。むやみに高い化粧品を使用するのではなく、自分の悩みや目的に沿った商品選びが美肌への近道です。
悩み |
主な有効成分 |
---|---|
シミ・肝斑・そばかす |
ビタミンC誘導体 |
たるみ毛穴 |
ビタミンC誘導体 |
乾燥 |
ヒアルロン酸 |
しわ・たるみ |
ナイアシンアミド |
アラサー肌は肌の水分量がぐっと減り、さまざまな肌悩みが現れてしまう年頃。自分の肌悩みに合った化粧品を選ぶことが、肌力を高める第一歩です。
なんとなく肌の調子が悪いな...ではなく、自分の肌悩みの原因は、たるみなのか、シミなのか、透明感のなさなのか、乾燥なのか、見極めたうえで商品を選ぶようにしましょう。
どうしても治らない症状は皮膚科へ
ケアに最新の注意を払っていたとしても、肌トラブルが起きてしまうことはあります。特に仕事や家事に忙しいアラフォー世代は、ストレスや生活習慣の乱れに直面しがちなのではないでしょうか。
なかなか治りづらいな...と感じたのなら、自分でどうにかしようとせず皮膚科の治療に頼ることもかしこい選択です。今の自分の肌に必要な処方をしてくれるはず。
毎日の積み重ねが美肌への近道
これまでに比べ回復力が衰え、肌悩みを感じやすいアラフォー肌。肌は顔の印象を大きく左右するので、できるだけイキイキした肌を保ちたいですよね。
美肌は一朝一夕で完成されるものではなく、日々の積み重ねで完成されるものです。逆に言えば、今の努力がこの後の40代、50代、60代の肌を形作るといっても過言ではありません。
毎日のケアを丁寧に行い、美肌を作っていきましょう。