2022.02.14
アラサーさんにおすすめ!美容ケア
お肌の最初の曲がり角に直面するアラサー。
なんとなく肌の調子が悪いな?と感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は、アラサー肌が直面する肌トラブルをはじめ、スキンケアで大切なポイント、悩み別のおすすめ成分まで徹底解説。
肌の状態をよりよくしたい方、今後の肌変化に備えたい方は、ぜひ、参考にしてみてください。
アラサー肌が直面する肌トラブルとは?
10代、20代前半から比べると、アラサー肌は回復力が弱く、それに伴いさまざまな肌悩みが勃発します。
たるみ
たるみを引き起こす原因は、大きく分けて2つ、「表情筋の衰え」と「コラーゲン、エラスチンの低下」です。
表情筋は、フェイスラインの筋肉を使うことで鍛えられますが、加齢や使用頻度の低さなどが原因で衰えてしまいます。筋力が衰えることにより、脂肪を支えられずたるみとなってあらわれてしまうのです。
また、コラーゲン、エラスチンの低下も要因のひとつ。ハリのある肌を生み出すコラーゲン・エラスチンは、紫外線や加齢が影響で少なくなってしまいます。少なくなることで適切な水分が維持できず、弾力が失われたるみになってしまうのです。
小じわ
年齢を重ねるにつれ、目元・口元の小じわが気になる...という方も多いのではないでしょうか。小じわの原因はさまざまあると言われていますが、主に加齢による肌弾力の低下が原因だと言われています。弾力がある肌は水分を保持しやすく、しわができてもすぐに治りやすいと言われています。一方、年齢を重ね、肌の弾力、水分保持力が衰えると、皮膚が寄り、しわができやすくなってしまうのです。
くすみ
ターンオーバー周期が遅れ、古くなった角質が皮膚上に蓄積することで肌のくすみは起こります。20代は約28日周期ですが、30代になると約40日も周期が遅くなるんだとか。また、加齢とともに代謝も悪くなり、それに伴い血の巡りもおくれることで、どんよりと暗い肌印象になってしまいます。
毛穴の開き
皮膚がたるんだことで起こるたるみ毛穴は、加齢により肌弾力が低下したことで起こります。特に皮脂分泌量が多い小鼻や頬は、たるみ毛穴になりやすい場所。たるみ毛穴に汚れが付着することで、黒ずみ毛穴ができてしまうこともあります。
アラサーのケアで大切なポイント
アラサーの肌は、今まで以上に丁寧なスキンケアが重要。ここで大切なのは、ただやみくもに高い化粧品を使うのではなく、あくまでも基礎を丁寧に行うこと。
自分が普段のケアで実践できているかどうか想像しながらチェックしてみてください。
こすらない
クレンジング、洗顔~保湿まで、すべてのスキンケア工程で「こすらない」ことが大切です。肌に摩擦を与えてしまうと、刺激になり、肌トラブルを引き起こす原因になってしまいます。「洗顔はしっかり泡立てた泡で洗う」「化粧水をつけるときはやさしくハンドプレス」など、化粧品を使う過程で気を付けるのはもちろん、洗顔料をすすぐときもやさしいタッチを心がけましょう。
時間をかけ、ひとつひとつ浸透させる
化粧水→美容液→乳液→クリームなど、スキンケアは何工程にも及びます。化粧品をいくつも使うのはいいですが、ひとつひとつの成分をしっかり浸透させたうえで次の工程に移るよう注意しましょう。つい急いでいるときは、化粧水がまだ浸透しておらず、肌表面に残っている状態で美容液、クリームにいきがちですが、これはNG。
ひとつひとつを浸透させることで、化粧品の成分は効果を発揮します。
水分と油分をバランスよく取り入れる
アラサー肌は、10代20代と比べ、肌の水分・油分量が減ってしまいます。化粧水で水分を補い、乳液で油分をプラスする工程が重要です。
中には、乳液を使用せず、化粧水の後はすぐにクリームを塗ってしまうという方も多いかもしれません。しかし、乳液は油分を補い、肌を滑らかかつ均一に整えるうえで欠かせないケア。また、肌をふっくらやわらかく見せるためにも乳液は大きな役割を担っています。
化粧水で水分を、乳液で油分を、両者バランスよく補うように心がけましょう。
シミ対策化粧品を追加する
アラサーは、うっすらシミが出てくる年頃。今は表面上に見えていなくてもシミ予備軍はきっと隠れているはず。将来的に大きなシミにしないためにも、今のうちからシミ対策化粧品を使用するのが◎。美白対策の化粧品は、シミにもアプローチする成分が入っているのがほとんど。トラネキサム酸やビタミンC誘導体、コウジ酸など、美肌有効成分が配合された化粧品を選び、使用しましょう。
生活習慣をただす
睡眠不足や栄養不足、ストレスは、美肌を作るうえでの阻害要因になりかねます。仕事に家事に忙しいアラサー女子にとって、完璧な生活習慣を取り入れるのは難しいかもしれませんが、心がけは大切。例えば、忙しく食事がままならないのであれば栄養サプリを服用する、睡眠時間が確保できないのであればせめて質の高い睡眠を手に入れられるよう入眠前の行動に気を付ける、など、工夫をこらして生活を整えるといいでしょう。
悩み別!おすすめ美容成分
せっかく高い化粧品を買ったとしても、成分の効能効果について知らなければ、目的に沿った製品選びができず、意味がありません。美容成分の効果効能を理解し、自分の悩みにあった製品選びに役立てましょう。
乾燥対策に
表面がかさかさしていたり、肌のつっぱりを感じたり...。乾燥肌は、肌内部の水分量が不足することで起こります。肌トラブルの元凶とも言われる乾燥は、しわ、毛穴のひらき、吹き出物などさまざまな症状に直結。乾燥に悩んでいる方は、一刻も早くケアが必要です。
乾燥肌に有効な成分は、
- 皮膚のバリア機能と水分保持力を高めるセラミド
- 角層を整えるアミノ酸
- 加齢とともに減少する皮脂を補うスクワラン
乾燥に悩んでいる方は、この成分が配合された化粧品がおすすめです。
シミ・美白対策に
美白有効成分は、シミ、メラニンの生成を抑え、透明感のある肌へ導く効果が期待できます。シミを薄くする成分をはじめ、ターンオーバーを促進しメラニンの排出を促す成分までさまざま。また、シミを抑制する種類の成分もあります。
アラサーにおすすめの美白有効成分は、
- トラネキサム酸→メラニンの生成をおさえ、シミを予防する
- ビタミンC誘導体→すでにあるシミを薄くする
- カモミラET→メラノサイトの活性化や増殖をおさえる
- エナジーシグナルAMP→ターンオーバーを整え、シミのもととなるメラニンを排出する
上記は、美白成分の一部です。スキンケア商品を購入する際は、成分を把握したうえで選ぶようにしましょう。
毛穴対策
毛穴は化粧でカバーできますが、根本的に目立たなくしたいという方もきっと多いはず。今回は、年齢に伴い肌の弾力が低下したことで起きやすいたるみ毛穴に有効な成分をご紹介します。
- フラーレン→ビタミンCの170倍以上もの抗酸化作用をもち、弾力のある肌をつくる
- コラーゲン→肌をふっくらさせる
- セラミド→乾燥を防ぎ、水分を保持する肌をつくる
毛穴の悩みは、たるみだけでなく、黒ずみや開きなど他にもさまざま。自分の毛穴はどんな状態なのかを見極めて、最適な製品を選ぶようにしましょう。
気づいたときにはもう遅い?早め早めのケアが大切
アラサーとはいえ、まだまだ若い年代。シミやしわといった肌悩みをまだ感じていない...という方もいるかもしれませんが、いずれは直面するのが現実です。
いつか訪れるその時のためにも、今できることは、毎日のケアを丁寧に行うこと、予防ケアを最大限に行うこと。気づいたときに元の状態に戻そうとしても、それは簡単なことではありません。早め早めのケアをし、年齢に負けない肌を目指しましょう。