コラム

2022.09.30

「マスク老け」にさようなら!若々しくいるための3つのエクササイズ

現在は、マスクをして顔を隠す生活が当たり前になっています。そのような環境で、新しく出てきた言葉が「マスク老け」。今回は、最近よく耳にする言葉「マスク老け」について解説していきます。マスクが原因で老ける原因や、老けないためのエクササイズなどをまとめました。いつまでも若々しい印象の自分で過ごすために、ぜひ最後までお読みください。

 

「マスク老け」を食い止めよう

「マスク老け」は、マスク生活で顔や表情が弛んでしまうことで引き起こります。しかし、マスクを着用する状況は、すぐに変わらないことが予想されます。これからも、マスクをしながらの生活が余儀なくされるなか、本当にマスク老けを食い止めることができるのでしょうか?

 

答えから伝えると、「少しの意識と、エクササイズを取り入れれば」食い止められます。食い止める方法を知る前に、まずは、マスクが原因で老ける理由から知っていきましょう。

 

マスクが原因で老ける理由

マスクが原因で老ける理由は、たった一つ「マスクが原因で表情筋が固まるから」です。マスクは、顔の半分以上の面積をカバーするアイテム。目元以外の表情を、全て隠してしまいます。そのため、本来であれば人とのコミュニケーションの一つである「表情」は、必要なくなってしまうのです。

 

顔の表情を作っている筋肉を動かさなくなると、顔の筋肉は衰えます。筋肉に支えられている皮膚は弛んでいき、顔の印象が下がって「老けて」見えてしまいます。

 

それだけではなく、使われなくなった筋肉が凝り固まると、顔が浮腫んだり筋肉の柔軟性を失ってしまうのです。

 

表情筋が固まるとどうなるのか

じつは、表情筋が固まると、口を動かしにくくなるといわれています。その結果、口腔機能の虚弱や、噛んだり飲んだりする力が衰えてしまう『オーラルフレイル』という、症状を引き起こす可能性もあるのです。

 

マスクが引き起こすトラブルは、表情筋の衰えだけでなく、口腔機能の低下にも繋がってしまいます。

 

若々しさをキープするため、そして、口元の健康を維持するためにも、「マスク老け」を食い止めなければいけません。次の章では、マスク老けを回避するための表情筋の鍛え方をご紹介します。

 

表情筋の鍛え方

マスク老けを回避するために鍛えておくべき表情筋から見ていきましょう。今回は、表情筋の中でも、特にマスクで隠れやすい口周りの筋肉についてご紹介します。

 

  • 口輪筋
  • 大頬骨筋
  • 小頬骨筋

3つの筋肉がどこに位置するのか、解説していきます。

 

口輪筋

口輪筋は、口の周りを囲む筋肉です。この筋肉は、口を閉じたり、すぼめたりするときに使います。

口輪筋が衰えてしまうと、口元のたるみやシワにつながります。

 

大頬骨筋

大頬骨筋は、口元からこめかみにかけて伸びている筋肉です。口角を上外側に引き上げるときに使う筋肉です。口角が上がるのは、この大頬骨筋がしっかりと働いているから。若々しい表情を作るために欠かせない筋肉です。

 

小頬骨筋

小頬骨筋は、口角から頬に伸びている筋肉です。まぶたの開閉時に上に上がる筋肉なので、目周りの表情を作るときにも活躍します。また、口元を斜め上に引き上げるときに使うのも小頬骨筋。顔のリフトアップのために重要なパーツです。

 

次は、これらの表情筋を簡単に鍛えられるエクササイズをご紹介します。

 

エクササイズ①スマイル運動

きれいな笑顔を作るためのエクササイズです。口輪筋、大頬骨筋、小頬骨筋を使います。

 

このエクササイズは、片顔ずつ行っていきます。頬骨の下にあるくぼんだ部分を、顔と反対の手の親指で押します。人差し指と中指はエラ骨の後ろを挟んでつかむようにします。

 

顔は正面を向いた状態で、「あ・う・あ・う」と口を開け閉めしていきます。親指はしっかりとくぼみを挟んだまま行います。6セットほど繰り返していきましょう。

 

少しずつ親指を下にずらして、3カ所ほどほぐしていきます。反対側も同様に行いましょう。声は出さなくてもOKです。

 

エクササイズポイント

痛みを感じたら指の力を緩めるなど、自分のペースで行いましょう。爪を立てないように注意してください。

 

エクササイズ②割り箸を使ったエクササイズ

割り箸1本だけでできるエクササイズです。大頬骨筋、小頬骨筋を使います。

 

まずは、割り箸の中央あたりを歯でくわえてください。割り箸をくわえたまま、笑顔を作るように表情を動かします。左右の口角を、割り箸よりも上方向にリフトアップさせましょう。そのまま、30秒ほどキープします。

 

ゆっくりを元の表情に戻して、10秒ほど休憩します。割り箸は、くわえたままにしてください。その後、同じ動作を数回繰り返します。

 

エクササイズポイント

口元が乾燥していると、割り箸部分で口角を切ってしまう可能性があります。エクササイズ前には、リップクリームを多めに塗っておきましょう。

 

エクササイズ③舌を鍛えるエクササイズ

舌を鍛えるエクササイズです。口を閉じたままできるので、マスクをしていても実践できます。口輪筋を使ったり、口周りの筋肉をほぐしたりできます。

 

舌を口の中でをぐるぐるとまわしていきます。口を閉じたまま、舌先を唇〜頬〜歯の表面と、なぞるように動かしていきます。以下は、エクササイズ中に舌先が触れていく部分をまとめたものです。

 

舌の付け根から動かすように意識し、先端では以下の部分を触っていきましょう。

 

①上の左奥

②上の前歯

③上の右奥歯

④下の右奥

⑤下の前歯

⑥下の左奥

 

ゆっくりと10周行います。その後、少し休憩してから、逆回転させていきましょう。

 

エクササイズポイント

舌先だけでなぞるのではなく、舌の付け根の筋肉を使っている意識をしながら動かしましょう。早く行うと、効き目を感じにくいエクササイズです。1周は15秒ほどの時間をかけて、ゆっくり動かすようにしてみてください。

 

笑顔は心を明るくする

ここまでは、マスクをしていても「老けないためのエクササイズ」をご紹介しました。じつは、エクササイズを取り入れる以外にも、若々しい自分でいるための方法が存在します。それが「笑顔でいる」こと。

 

笑顔は、表情だけではなく心も明るくする方法。コミュニケーションをとる相手だけでなく、自分自身にもパワーを与えるものです。明るい気持ちになると、ダイエットやスキンケアなどの「綺麗づくり」へのモチベーションも上がります。

 

また、笑顔でいると、マスクから覗ける表情や印象が明るくなるため、自然と魅力的に見えるようになるのです。いつまでも若々しい自分で過ごすためにも、普段から笑顔を作ることを忘れずに過ごしましょう。

 

スキンケアでも「マスク老け」を予防できる!

マスク老けの一番の原因は、顔の表情筋の衰えです。しかし、マスクが原因で肌荒れしてしまうことでも、顔の印象は老けて見えます。マスク生活で、重要なスキンケアポイントは2つです。

  1. しっかりとクレンジングする
  2. 適度に保湿する

マスク内にいる雑菌を増やさないために、夜はしっかりとクレンジングをしましょう。クレンジング剤や洗顔料は、洗浄力の高いアイテムを選ぶのがおすすめです。

 

マスクをしていると「蒸す」ので、保湿ケアを怠る方もいるようです。保湿不足の肌は、シワができたりほうれい線が目立ったりする原因になります。自分の肌質に合う保湿アイテムを取り入れて、保湿ケアを習慣づけましょう。

 

マスクで老けないために「まとめ」

マスク生活で老けないためには、簡単なエクササイズを取り入れるとよいことがわかりました。まずは、自分のペースで続けてみてください。また、日頃から笑顔で過ごすのも重要なポイント。スキンケアで肌状態を整えておくことも忘れてはいけません。いつか、マスクが必要なくなるその日まで、明るい表情づくりをキープしていきましょう。