コラム

2022.05.30

セルフマッサージ~脚編~

一日の仕事を終え、家に帰ると脚が浮腫んでパンパン・・・自信をもってスカートもはけない・・・
そんなお悩みを抱える女性は多いのではないでしょうか?

本記事では、そんな女性ならではのお悩みを解消する、とっておきの方法をご紹介していきます。今年こそ足のむくみを解消して、美脚ファッションを楽しめるようになりましょう!

 

 

足のむくみの原因とは?

そもそも、どうして足はむくんでしまうのでしょうか?
「足が浮腫む」といってもその原因は様々です。
ここでは考えられる原因別に3タイプに分けたので、まずは「自分の足むくみタイプ」を知りましょう。

 

1.同じ姿勢で長時間過ごす人に多い「リンパ液停滞タイプ」

一般的に足のむくみは、「デスクワークの人のお悩み」というイメージが強いですが、実は立ち仕事の人にとっても大きなお悩みです。
その理由は、むくみは立っているor座っているに関係なく、「同じ姿勢を長時間続けること」が原因で起こるからです。

同じ姿勢を続けていると筋肉を使わないため、リンパ液が停滞していきます。
リンパ液は通常であれば、リンパ官と呼ばれる「余分な水分や老廃物を吸収し、体外に排出する働きがある管」に回収されるのですが、筋肉を使わないことで動きが阻害されることにより、むくみに繋がってしまうのです。

 

2.30代以降に多い「筋力低下タイプ」

ふくらはぎの筋肉は、心臓からもっとも遠い場所にある筋肉です。そのため血液を心臓に送り返すためには他の部位の筋肉よりも大きな力を必要とします。

ふくらはぎの筋肉は、いわば心臓へ血液を送り返すための「ポンプ」のようなものです。しかし、年齢を重ねると、どうしても筋力は低下してしまいます。
特に運動もせず、そのまま放置していると、当然「血液を送り返すポンプとしての機能」が弱くなり、血液をしっかりと心臓にリターンすることができなくなってしまうのです。
この状態が長く続くと、老廃物が体外に排出されず結果的にむくみに繋がってしまうのです。

 

3.手や足が冷たい「冷え性タイプ」

いわゆる冷え性の人のことです。冷えは万病の元といわれるとおり、体の機能を著しく低下させます。足むくみに関していえば、冷えにより筋肉が硬くなることで、ふくらはぎのポンプとしての機能を低下させ、むくみを発生させてしまいます。このタイプのむくみは、運動をしてもむくみが解消されないことが多いので、まずは冷えを改善することが必須となります。

 

いかがでしたでしょうか?あなたはどのタイプでしたか?もしかすると、全てのタイプに当てはまる「複合タイプ」の人も多いかもしれません・・・。

どのタイプにも共通しているのは、生活習慣や体質に起因するものが多いため、慢性化しやすい上に、蓄積されやすいということです。そして「足のむくみ」は「本来排出されるはずの老廃物が溜まった状態」であるということです。そのため、気づいた瞬間にできるだけ早く解消する必要があります。

 

 

むくみを放置すると・・・

「自分のむくみタイプはわかったけど、なかなか解消できない」そんな方も多いと思います。だからといって、むくみを放置してしまうことは、実は想像以上にキケンなことです。
「むくみくらい」という気持ちでいると、体に様々な悪影響を及ぼす可能性があるのです。ここでは、代表的な例をいくつかご紹介します。

  1. セルライトになる
  2. 慢性的に倦怠感を感じるようになる
  3. 慢性下肢浮腫になる可能性がある

 

先にお伝えしたとおり、足(特にふくらはぎ)のむくみは慢性化しやすいうえに、蓄積しやすいことが特徴です。
また、むくみ=老廃物が溜まった状態なので、体調不良や病気にも直結しやすいと考えられています。
見た目の美しさを保つためだけではなく、健康のためにも「その日のむくみは、その日のうちに解消する」ことが重要なのです。では解消するためには具体的にどうすればよいのでしょうか?それは次の章で詳しく解説していきます。

 

 

足のむくみを解消!セルフマッサージ方法

足のむくみは「その日のうちに解消する」ことが重要であるとお伝えしました。
そこで、本章では「毎日できる」「気軽にできる」をキーワードに、誰もが継続しやすい「お布団の上マッサージ」をご紹介していきたいと思います!

 

膝でゴリゴリマッサージ

  1. 仰向けで寝転がった状態で、膝を立てます。
  2. 片方のふくらはぎを膝にあて、気持ちいいと感じる程度にほぐします。

 

親指流しマッサージ

  1. 椅子やベッドに腰掛けます
  2. 両手の親指を足首の裏にあて、気持ちいいと感じる強さでプッシュします。
  3. そのまま膝裏までスライドします

 

ブルブルマッサージ

  1. 仰向けに寝転がります
  2. 510秒、腹筋を使って両足をブルブル震わせます

 

「え、こんなに簡単なの・・・?」と思った方も多いのではないでしょうか?
実際のところ、ふくらはぎマッサージは丁寧に時間をかけて行う方が効果があります。
しかし、それよりも大切なのは「毎日確実に行うこと、継続すること」なのです。

そのため、今回はあえて「毎日確実にできる一番簡単な方法」をご紹介しました。
もっと本格的に行いたいという方は、今回ご紹介した方法を基本として、さらなるマッサージを試してみてください。

今回ご紹介した方法に限らず、マッサージを継続する際に押さえておきたいポイントは
「自分が気持ちいいと感じる強さ・時間で行う」ことです。
少しでも「面倒だな、大変だな」という気持ちがあると、継続するのは難しくなります。「毎日でもしたい!」と思えるくらいの感覚で行っていきましょう。

まずは継続することを目標に、日々の生活に取り入れてみてくださいね。

 

 

おすすめグッズ

「そうはいっても紹介されたマッサージだけでは物足りないな・・・」もしくは「これらのマッサージだけでも面倒だな」と感じる方には、マッサージグッズがオススメです。一日働いて疲れた状態では、マッサージをする気力すら起きない日もありますよね。そんな時には次にご紹介する「癒やし効果も抜群なマッサージグッズ」を使ってみてはいかがでしょうか?

 

フットマッサージャー

安定の人気を誇る、足専用の電動マッサージ機です。
ローラータイプや空気圧タイプがあり、お好みに合わせてマッサージができます。
「自分でやることは、マシンに足を入れるだけ」が魅力の、一番取り入れやすいマッサージグッズです。大きさがあるので購入をためらう方も多いですが、毎日継続しやすいこと、純粋に気持ちがいいことを考えると、購入する価値はあるといえるでしょう。

 

挟むタイプのローラーマッサージ

自分自身で動かす必要がありますが「足を挟んで上下に動かすだけ」で大きなマッサージ効果が得られる人気アイテムです。
美容専門のメーカーから100円均一まで、様々な店舗で発売されているため、「最初のむくみ対策アイテム」としても取り入れやすいでしょう。

 

着圧ソックス

適度な圧力を加えることで血流を促進し、むくみを解消する定番グッズです。
気をつけるポイントは「1日中着用しないこと」です。
むくみを解消したい気持ちが先行して、ついつい昼も夜も着用しがちですが、それでは逆効果。ずっと締め付けることで血流が滞り、逆にむくんでしまうことに繋がるので避けましょう。

 

足のむくみは美容と健康の大敵です。
出来ることから少しずつスタートして、ぜひ健康な体と美脚を手に入れてくださいね。