2022.02.10
やりすぎかも?10代のスキンケア
「10代のスキンケアで気を付けることって?」
「たくさん情報が溢れていて、何が正しいのか分からない...」
ホルモンバランスの変化で肌悩みを感じやすい10代。このような悩みを抱えている方もきっと多いはずです。
そこで、今回は、10代肌の正しいスキンケア方法を徹底解説!
肌トラブルに悩んでいる方、スキンケアの方法に模索している方は、ぜひ、チェックしてみてくださいね。
10代の肌。スキンケアのやりすぎがトラブルの原因に。
2018年、ポーラ研究所は「女性の化粧とスキンケアに関する研究」を発表。この調査において、スキンケアをする10代女性は、全体の約9割にも及ぶということが分かりました。
(参考)https://www.cosmetic-culture.po-holdings.co.jp/report/pdf/181214henka.pdf
思春期を迎える10代は、ホルモンバランスの変化をはじめ、さまざまな変化を感じるとき。肌の悩みもその例外ではないようです。
10代の肌は生まれ変わりが早い
上記の統計からも分かる通り、肌の管理に力を入れている10代女性は多い様子。
たしかに、顔の印象を大きく左右する肌は、ケアに力を入れるべきパーツのひとつですが、細胞が若い10代の肌に、過剰なスキンケアはトラブルを招くもとになってしまうのが正直なところ。
というのも、10代の肌は生まれ変わりが早く、短い周期で古い皮膚が新しい肌細胞に生まれ変わっているから。この肌のサイクルのことを一般的にはターンオーバーと呼び、10代の場合、周期は約20日前後だと言われています。
(参考)年代別ターンオーバー周期
10代 |
約20日 |
---|---|
20代 |
約28日 |
30代 |
約40日 |
40代 |
約55日 |
表からも分かる通り、年齢を重ねるにつれてターンオーバーの周期は長引くのが現実。ただでさえ短い周期の10代は、自然に古い皮膚が新しい皮膚に生まれ変わっているため、20代、30代と同じケアをする必要はありません。
過剰なスキンケアはターンオーバーを乱す原因に
ターンオーバーが乱れ、肌の生まれ変わりのサイクルが正常でなくなると、
- ニキビ跡が消えにくくなる
- 肌がごわごわした感じがする
- 吹き出物ができる
など、肌にさまざまな影響が。
ターンオーバーが乱れる原因は、ストレス、睡眠不足、運動不足などさまざまですが、過剰なスキンケアもその原因のひとつ。
たとえば、
- 洗浄力の強い洗顔を使用している
- ピーリングやゴマージュなど、角質ケアを頻繁に行いすぎている
肌の汚れを落とすケアは大切ですが、やりすぎは、肌のうるおいまでも取り除いてしまうのでNG。逆にお肌への刺激となってしまうのです。
美容液の継続使用は肌を甘やかす原因に!?
美容感度が高い10代なら、美容液を毎日のケアに取り入れているという方も少なからずいるかと思います。ですが、美容液の頻繁使用は肌を甘やかしてしまう原因になり、結果として肌を弱めてしまうことにつながりかねません。
肌を甘やかす状態とは、美容液の栄養成分に肌が慣れて、成分の耐性ができてしまうということ。その成分なくしては、健康な肌の状態を保てなくなってしまうんです。
ただ、美容液を使用するのが悪いというわけではありません。自分の肌状態を確認しながら、必要であれば使う、そうでなく調子がいい場合は使わない、など使い分けを工夫するのが◎。
10代の正しいスキンケアの方法とは
では、10代の肌に最適なスキンケアの方法はどのようなものなのでしょうか。基本手順と、ポイント3つに分けてご紹介していきます。
スキンケアの基本手順とは?
クレンジング
メイクをした日は必ず洗顔の前にクレンジングをします。日焼け止めだけの場合もした方が◎。ただ、「クレンジング不要」の商品も最近は多くあるので、その場合は洗顔だけでも大丈夫です。
クレンジングをする際は、小鼻のキワやあご、頭皮の境い目など落とすのを忘れやすい箇所も隅々まで丁寧に汚れを落とすことが大切。また、摩擦は肌荒れの原因になるので、ゆっくり肌の表面をなぞるようにして落としましょう。
洗顔
クレンジングの次は洗顔です。クレンジングだけでは落とせなかった古い角質、酸化した皮脂、汗、などを洗顔でしっかり取り除いていきます。
洗顔はさまざまなタイプの商品が販売されていますが、市販の泡立てるタイプのもので十分。洗顔の際には、「しっかり泡立てること」「ごしごしこすらないこと」に注意し、手ではなく泡で洗うようにやさしく行うのがポイントです。
また、洗顔料のすすぎ落としはニキビや吹き出物の原因になります。しっかりすすぎ落すことに留意して洗い流しましょう。
化粧水
洗顔の後は化粧水をつけ、水分を補います。手のひら、もしくはコットンを使用していきます。
化粧水の効果を最大限に活かすポイントは、しっかりと肌に浸透させること。化粧水は、肌に乗せただけでは効果を発揮しません。肌内部にしっかりと成分を浸透させることで、内側から弾力をおびたような肌がつくれます。
乳液orクリーム
化粧水が浸透したら、次は乳液もしくはクリームを塗っていきます。乳液、クリームには化粧水で補った水分を逃がさない、蓋のような役割があります。また、油分を補う役割もあるので、なめらかで均一な肌を作るためにも必須の工程です。
ポイント①肌を清潔に保つ
まずは、基本のき。肌を清潔に保つことを心がけましょう。
毎日のクレンジング、洗顔はもちろん、肌に触れるものにも注意すると◎。
例えば、「まくら」や肌を触る「手」。無意識に肌に雑菌を付着させている可能性もあるので、枕カバーはできるだけ毎日清潔なものにすること、スキンケアの前に必ず手を洗うことを心がけましょう。
ポイント②自分の肌に合ったものを選ぶ
洗顔後のつっぱりやカサカサが気になる乾燥肌、油分が多くテカリが気になる脂性肌、乾燥もするけどテカリも同時に気になる混合肌。肌質は人それぞれで、改善すべき肌の状態も異なります。
自分の肌質に合った商品を選びとることが美肌への近道です。
ポイント③丁寧にケアをする
丁寧なケアはスキンケア効果を何十倍にも高めます。
例えば、
- 肌をごしごしこすらない
- ひとつひとつの工程で、成分を浸透させる
- 自分の肌の状態を知る
など。
ただスキンケアを「する」のではなく、ひとつひとつのケアに目的意識を持って取り組みましょう。
最高の肌で20代を迎えよう!
顔の印象を左右するといっても過言ではない肌。肌の状態が良いか悪いかで、その日1日のモチベーションは変わってきますよね。
年齢を重ねるにつれ肌の力は弱まっていきます。そのためにも今できるスキンケアで最大の効果を出すことが大切。
過剰なスキンケアをする必要はありませんが、肌の土台を作る基礎ケアは10代の肌に最も重要です。20代を最高の肌で迎えるために、今しっかりと準備をしておきましょう!