2021.08.17
【放置しておくと危険かも?】リモートワークで体がだるい原因と対策5選
リモートワークの普及に伴い、身体のだるさを訴える人が急増しています。
「だるいだけなら、そのうち治るんじゃない?」
このように考えて、放置し続けるのは大変キケンです。
だるさは、心身からの危険信号の可能性があるからです。
放置していると、だるさ以外にも症状が現れることも。
「眠れなくなった」
「気分が落ち込む」
「何もしたくない」
だるさを感じたら、早めの対処が必要なのです。
「だるさがキケンなのはわかった。じゃあ、どうすれば解決できるの?」
このような疑問が湧いてくるのはでないでしょうか?
本記事では、そういった疑問に答えていきます。
本記事で分かることは以下のとおりです。
- だるさの原因となる5つの理由
- だるさを解消する5つの方法
リモートワークで、だるさを感じるあなたのお役に立てれば幸いです。
だるさの原因はなに?
だるさの原因は、実は1つではありません。
様々な原因が、複合的に絡んで起きています。
ここからは、特にリモートワークで起こりやすい原因を5つ紹介していきますね。
①血液の流れが悪くなっている
リモートワークでは、パソコンの前で長時間の作業をしますよね。
長時間すわりっぱなしだと、血液の流れが悪くなってしまいます。
血液は、全身に酸素や栄養を運んでいます。
長時間同じ姿勢でいると、栄養や酸素を運びにくくなり、だるさに繋がります。
また、血液の流れが悪いと、だるさ以外にも以下の症状を引き起こします。
- 冷え性
- むくみ
- 肩こり
- 腰痛
- 関節痛
だるさ以外にも、様々な肉体的ダメージを与えてしまうのです。
ですから、座りっぱなしにならないよう、こまめに休憩をはさみましょう。
そうすることで、血液の流れが良くなりますよ。
②自律神経の乱れ
だるさの原因に、自律神経の乱れがあります。
自律神経には、2つの種類があります。
- 交感神経(緊張した状態で優位になる)
- 副交感神経(リラックスした状態で優位になる)
交感神経が優位だと、常にカラダは緊張状態となり、疲労が溜まってしまいます。
緊張状態が長く続いた結果、だるくなってしまうのです。
交感神経が優位になってしまう原因は以下のとおりです。
- 激しい運動をする
- 強い緊張感
- 不規則な生活
- 就寝前のスマホやパソコンの見すぎ
慣れないリモートワーク下では、強い緊張感にさらされます。
また、自宅では仕事のオンオフがしずらく、生活習慣が乱れがちになることも。
副交感神経を優位にするために、リラックスできる環境作りを心がけましょう。
好きな音楽を聴いたり、趣味を楽しむのが良いですね。
自律神経が乱れないように、リラックスできる行動をとりましょう。
③眼精疲労
意外に思われるかもしれませんが、目の疲れも身体のだるさに繋がります。
リモートワークは、パソコン作業がメインになりますよね。
さらに、現代人はスマホをよく見るので、常に目を酷使しているのです。
その結果、眼精疲労になり、だるくなってしまうわけですね。
また、眼精疲労は様々な症状を発生させます。
眼精疲労による症状は以下のとおりです。
- 頭痛
- 吐き気
- 肩凝り
- めまい
- だるさ
だるさ以外の症状を引き起こさないためにも、目は休めるようにしましょう。
④ストレス
普段、わたしたちのカラダは「ホメオスタシス(体内環境を一定に保つための調整機能)」によって、健康状態を保っています。
しかし、多くのストレスにさらされると、このホメオスタシスが正常に機能しなくなってしまうことがあります。そうなったとき、アナタの体にサインがあらわれます。
そのサインが、「だるさ」なのです。
とくにリモートワークは、コミュニケーションを取りづらく、ストレスをためがちです。
また、常に家にいることで、リフレッシュ出来ないこともストレスとなります。
だるさは、「このままストレスをため続けると、大変なことになりますよ」というカラダからのサインなのです。
さらに、ストレスをため続け、だるさを放置すると以下のような症状を招きます。
- 強い不安感・焦燥感
- 認知能力の低下
- 寝れない・寝た気がしない
- 疲れが取れない
- 動悸
ストレスをため込んでいる自覚があるのでしたら、ストレスを解消するようにしましょう。
⑤生活習慣の乱れ
リモートワークは、仕事のオンオフがつけにくいですよね。
起きてすぐ仕事ができますし、夜遅くまで仕事をすることもできます。
会社と違い、自身のさじ加減で仕事ができるので、生活にメリハリがなくなってしまいます。
すると、生活習慣が乱れ、肉体・精神の両面で疲れがたまり、だるくなってしまうのです。
仕事とプライベートにメリハリをつけることが、だるさ改善に繋がりますよ。
だるさを解消する方法5選
ここからは、実際にだるさを解決する方法を5つ紹介します。
今まで解説してきた、「だるさの原因」を解決する方法でもあります。
しっかり確認していただき、だるさ対策に役立てていただきたいと思います。
①軽い運動をする
リモートワークは、座りっぱなしで血液の流れが悪くなるとお伝えしました。
また、長時間の同じ姿勢は腰痛や肩こりの原因にもなります。
さらに、ずっとパソコン作業をしていると、メンタルにも影響が出ます。
それらを解決するのが、軽い運動になります。
手軽に出来る軽い運動は、主に3つあります。
- ウォーキング(散歩)
- ランニング
- ストレッチ
特におすすめなのは、「ウォーキング(散歩)」です。
ウォーキングには下記の効果があります。
- 血流をよくする
- セロトニン(抑うつ効果のある物質)を分泌し、ストレスを下げる
- 硬くなった筋肉をほぐし、筋力もアップする
- 腰痛・肩こりの予防・改善になる
ウォーキングをすることで、血流の悪さによるデメリットの多くを解決できます。
また、幸せホルモンとも呼ばれる「セロトニン」を分泌するのは大きなメリットです。
リモートワークによるストレスを軽減し、メンタルケア効果があります。
気分をリフレッシュしてくれますし、仕事の効率アップも期待できますよ。
ウォーキングが難しいという方は、ストレッチなどでもかまいません。
リモートワーク中は、特に血流が悪くなりやすいです。
なるべく30分~1時間おきに身体を動かしておきましょう。
それだけで、血流の悪さを改善できますよ。
ぜひ、軽い運動を取り入れて、だるさを改善してくださいね。
②入浴する
入浴すると、血流が良くなります。
また、副交感神経が優位になり、リラックス効果を得られます。
だるさの原因である、「血流の悪さ」と「ストレス」の両方に効果があるのがうれしいですね。
ただし、入浴の仕方には注意が必要です。
長すぎる入浴や熱すぎるお湯は、逆効果になります。
交感神経を優位にしたり、疲れの原因になる可能性も。
おススメの入浴方法は下記の通りです。
- 湯船の温度は、39~40度くらい
- 入浴時間は、15分~20分
- 寝る1~2時間前に入る(入眠しやすくなる)
③目を休める
リモートワークは、眼精疲労になりやすいですよね。
眼精疲労は、だるさ以外にも頭痛などの原因になるとお伝えしました。
ですから、なるべく目を休ませてあげましょう。
おススメの方法は下記のとおりです。
- 仮眠をとる(目をつむるだけでもOK)
- ホットアイマスクをする
- 頭皮マッサージをする
- 眼精疲労向けの目薬をさす
おススメは、お金もかからず手軽にできる「仮眠」です。
仕事の休憩中に、スマホを見る現代人は、ほとんど目が休めていません。
目をつむるだけでもいいので、5分~10分は目を休ませてあげましょう。
それだけでも、目の疲労度は改善されますよ。
④マインドフルネス瞑想
自分の呼吸に意識を向ける「マインドフルネス瞑想」も、だるさ改善に有効です。
やり方は簡単です。
- 背筋を伸ばして、座る
- 目をつむり、呼吸に意識をむける
- 違う事を考えたりするが、気付いた時点で意識を呼吸に戻す
マインドフルネス瞑想には、ストレス値を下げる効果が立証されています。
また、目をつむることで目を休めることにも繋がります。
はじめは、呼吸に集中するのが難しく感じます。
ですから、まずは5分くらいから始めてみましょう。
なれてくると、10分→20分→30分と長く行えるようになります。
瞑想する時間が長くなるほど、効果は上がります。
まずは、無理のない5分から始めてみましょう。
⑤生活にメリハリをつける
リモートワークは、仕事とプライベートの区別がしにくいという問題があります。
すると、ご自身でも知らぬ間にストレスが溜まってしまいます。
仕事とプライベートを分けるには以下のような方法があります。
- プライベートの部屋と、仕事部屋を分ける
- 1日の予定を決める
- 仕事をする際は、着替える
簡単でおススメなのは、「仕事をする際に着替える」です。
リモートワークだと、部屋着やパジャマのままで仕事ができます。
残念ながら、それでは気持ちにメリハリは生まれません。
本来なら、出社時にスーツへ着替えることで気持ちを切り替えますよね。
家でスーツを着る必要はありませんが、スイッチを切り替えるためにも着替えましょう。
不思議なもので、自然と仕事モードに気持ちが切り替わります。
仕事が終わったら、部屋着に着替えると、解放感が生まれメリハリが生まれます。
生活にメリハリをつけて、だるさを改善していきましょう。
まとめ
本記事の内容をまとめます。
- だるさの原因は、「血流の悪さ・自律神経の乱れ、眼精疲労・ストレス・生活習慣の乱れ」
- だるさを解消する5つ方法は、「軽い運動・入浴・目を休める・瞑想・生活のメリハリをつける」
リモートワークは、今後まだまだ続いていくと思われます。
だるさを放置して、慢性的な不調に陥らないように対策をしていきましょう。
あなたが快適なリモートワークが送れることを、願っています。