コラム

2021.08.25

予防が大事!夏の紫外線リスクケア

お肌の大敵、紫外線!紫外線は毎年、春頃から徐々に増え始め「5月~8月」がピークになると言われています。特に夏は、紫外線のダメージを受けやすい「紫外線要注意シーズン」です。

夏の強い紫外線だけではなく、外でのアクティビティの増加、汗などで日焼け止めが落ちやすい、という悪条件が揃っているのです。今回は、夏の紫外線がお肌に与えるダメージについて詳しく解説していきます。ダメージを受けないための予防方法や、効果的に肌を守る方法もご紹介していきます。

まずは、夏の紫外線を浴びることでお肌にはどんなダメージがあるのかを知っていきましょう。

 

 

夏の「紫外線」が肌に与えるダメージって?

夏の強い紫外線がお肌に与えるダメージは、「シミができる」だけではありません。紫外線ダメージによる、代表的な肌トラブルをまとめました。

  • 肌がくすむ
  • 肌が乾燥する
  • これからできるシミの原因をつくる

夏の紫外線を浴びることで、肌がダメージを受け、肌の色がくすんで見えたり、乾燥してしまったりすることがあります。
そういった紫外線による肌トラブルについて、より詳しく解説していきます。

 

紫外線ダメージその1 : 肌がくすむ

夏の紫外線ダメージを受けたお肌は、くすんでしまい、透明感がなくなります。
これは、「角質層」が厚くなってしまうことが原因です。

ではなぜ角質層が厚くなってしまうのでしょうか?

そもそも「角質層」は、紫外線等の外的要因から、私たちの肌内部を守るために存在しています。
しかし強烈な紫外線を浴びることで、この角質層が「ダメージを受けている」と判断し、肌内部を守るために皮膚を厚くしてしまうのです。

皮膚が厚くなることでお肌は硬くなり、それにより光の透過が遮られ、透明感も滑らかさもなくなってしまうのです。また、肌表面もごわつき、メイクのりも悪くなります。

 

紫外線ダメージその2 : 肌が乾燥する

夏の紫外線ダメージを受けたお肌は、乾燥が目立つようになります。お肌には、潤いを守るための「バリア機能」が備わっています。強い紫外線を浴び続けることで、お肌がダメージを受けて、バリア機能の働きを弱めてしまうのです。バリア機能が弱まったお肌は乾燥して、乾燥による小ジワや皮膚のつっぱりも感じるようになってしまいます。

紫外線によるダメージでお肌の潤い機能が弱まり、乾燥しやすい肌になっていってしまうのです。

 

紫外線ダメージその3 : シミの原因になる

夏の紫外線によるダメージは、シミの原因になります。紫外線を浴びると、肌内部では「メラニン色素」が生まれます。メラニン色素は肌のターンオーバー※で排出されるため、必ずシミになるわけではありません。ですが、肌の状態や年齢が原因で「メラニン」が肌に停滞すると、シミになってしまうのです。

夏の強い紫外線を浴び続けると、メラニンが過剰に生産されます。過剰なメラニンは排出しきれずに、シミになってしまう可能性が高くなるのです。

 

※お肌のターンオーバーって何?

お肌は、一定のサイクルで細胞が生まれ変わっています。肌の内部で生まれた細胞が細胞分裂を繰り返し、最終的には表面から剥がれ落ちていきます。この肌の生まれ変わりのサイクルを「ターンオーバー」と呼んでいます。健康なお肌は、ターンオーバーは約28日周期で行われますが、加齢により遅くなると言われています。

紫外線のダメージは、美肌の大敵になることがわかりました。次の章では、ダメージを受けないための予防方法やケア方法をご紹介していきます。

 

 

美肌の大敵「紫外線」どうやって予防すればいい?

夏の紫外線による肌ダメージは、乾燥やくすみ、シミの原因にもなってしまいます。いつまでも若々しく美しい肌でいるために、正しく予防する方法を知っておきましょう。紫外線のダメージを予防するための「おすすめの方法」は3つあります。

  • 日常的に日焼け止めを使用して肌を守る
  • 毎日のスキンケアでたっぷり保湿をする
  • 週に一度のスペシャルケアを取り入れる

夏場は、特に紫外線が強くなります。毎日行う予防法だけではなく、週に一度のスペシャルケアをして紫外線によるダメージを最小限に抑えましょう。おすすめの予防方法をご紹介していきます。

 

予防方法その1 :
日常的に日焼け止めを使用して肌を守る

外出時は、必ず日焼け止めを塗る習慣をつけましょう。特に「おでこ・頬・鼻」のお顔の高い位置は、紫外線を浴びやすいところです。日焼け止めを顔全体に塗った後に、部分的に重ね塗りすると安心です。外出先でも、2〜3時間おきに塗り直すことが理想。スプレータイプや粉タイプの日焼け止めであれば、外でも簡単に日焼け止めの塗り直しができます。

 

予防方法その2 :
毎日のスキンケアでたっぷり保湿をする

紫外線のダメージを最小限にするためには、毎日のスキンケアでたっぷりの保湿をしておきましょう。乾燥しているお肌は、紫外線ダメージをさらに受けやすいと言われています。紫外線による肌トラブルの予防のためは、日頃から保湿をしておくことが必要です。

保湿効果が高い製品を使う、保湿クリームを多めにつけるなどで、スキンケアにひと工夫をしてみましょう。

 

予防方法その3 :
週に一度のスペシャルケアを取り入れる

エステに行くとお肌の調子がよくなるように、「スペシャルなケア」は即効性を感じることができる美容方法です。いつもよりも時間をかけて、美容成分を肌に浸透させる時間を作りましょう。保湿効果のあるパックを使ったり、美顔器を使うことがおすすめです。

特に「導入美顔器」は、紫外線ダメージで厚くなってしまった角質層にも、しっかりと美容成分を浸透させることができます。週に一回の「美容時間」を確保して、肌ダメージをリセットする習慣を作りましょう。

 

ウォーターピーリング機を使った「角質ケア」もおすすめ

週に一度のスペシャルケアでは、ウォーターピーリング機を使った「角質ケア」もおすすめです。ウォーターピーリングとは、水と超音波の振動で、毛穴汚れや古い角質を除去するものです。水を使って、振動で汚れや角質を弾き飛ばすので、スクラブなどを使うよりも肌に優しいことが特徴です。

現在は、家で使えるウォーターピーリング機器も多くあるため、自分好みの使いやすいものが見つかるはずです。紫外線のダメージで厚くなった角質のケアに最適な、自宅でできる美容方法なのです。

 

 

紫外線対策ができる食べ物もある!?

紫外線のダメージを最小限にするために、毎日の食事を工夫することもできます。シミの原因となるメラニン色素の生成を抑える働きがある「ビタミンC」は、夏場に積極的に摂りたい栄養素の一つです。

以下の食材は、ビタミンCを多く含むとされています。食事の時は積極的に食べたいですね。

ビタミンCが豊富な食材
パプリカ、ブロッコリー、カリフラワー、ジャガイモ、菜の花、いちご、レモン、グレープフルーツなどの柑橘類、キウイフルーツなど

 

 

夏の紫外線ダメージに負けない
「健康なお肌」を育てよう!

今回は、夏の強い紫外線の肌ダメージや、予防方法をご紹介しました。美肌のためには、日焼け止めを塗るだけではなく、スペシャルケアや保湿がとても重要であることがわかりましたね。

お肌の調子が良いと、その日の気分もとてもよくなるものです。毎日肌に自信を持って過ごせるように、しっかりと「夏の紫外線対策」をしていきましょう!