コラム

2021.09.15

産後ダイエットを成功させるポイント

産後太りは、出産を終えたママに共通する悩みですよね。家事や育児に追われてダイエットに取り組む時間もなく、ストレスから過食が増えて余計に体重増加……なんてこともあるかもしれません。

今回は、無理なく産後ダイエットを成功させるポイントについて詳しく解説します。あわせて、手軽に取り組める産後ダイエットとしてセルフエステや簡単なストレッチについても紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 

産後太りの原因

出産後、自然と産前の体型に戻る女性もいれば、中にはどうしても体重が減らずにすっかり産後太りしてしまう女性もいます。

産後太りの主な原因は、妊娠時に身体に蓄えられた脂肪がなかなか落ちないことにあります。女性の肥満の原因は、40%が妊娠・出産によるものとする調査結果もあるほどです。特に出産前、つまり妊娠時に太りすぎてしまった場合は、産後の減量が難しくなってしまいます。

中には、「どの程度体重が落ちないことを産後太りっていうの?」と疑問に思う方もいるでしょう。産後太りは、基本的に産前の体重に戻らなかった場合を指します。妊娠前の体重より出産後の体重の方が重い場合は、産後太りといえるでしょう。

 

 

産後ダイエット成功のポイント!
無理なく続けられる習慣づくりをしよう!

「産前の体重に戻すために産後ダイエットを頑張るぞ!」と気合を入れるのもよいですが、産後ダイエットは無理なく行い、気長に継続することが大切です。

ただでさえ産後は家事に育児に忙しい新しい生活が始まり、慌ただしい日々が続くもの。そんな時にダイエットを始めても、思うように時間が取れなかったり効果が得られなかったりして、逆にストレスをためてしまう恐れがあります。

そのため、産後ダイエットは日常の隙間時間に少ない労力で取り組めることから始めていきましょう。ここからは、自宅で簡単にできるセルフエステと簡単な運動について紹介していきます。順番に見ていきましょう。

 

 

脂肪除去やむくみ取りも!
自宅でできるセルフエステ

手っ取り早く確実にダイエットするためには、痩身エステに通うのがおすすめです。しかし、産後すぐは安静にしていなくてはいけませんし、そもそもエステに通う時間すらありませんよね。

そんな時におすすめなのが、自宅でできるセルフエステです。セルフエステとは文字通り、自らの手で自分自身にエステを行うこと。とはいっても、自分で自分の身体にマッサージをするわけではありません。ここでのセルフエステとは、エステマシンを使った方法を指します。

家庭用のエステマシンを使えば、自宅にいながらして簡単にエステを行うことができます。また、セルフエステなら自分の気になる部位を集中的にケアすることもでき、サロンに通うよりも早く着実に効果があらわれる可能性もあります。実際のエステサロンを利用するのに比べたら、時間も費用も大幅に削減できる点も魅力です。

 

エステマシンは気になる部位に効くものを選ぼう

産後の下半身太りを解消したい場合は、キャビテーション機能のついたエステマシンの購入がおすすめです。キャビテーションとは、簡単に言うと脂肪細胞そのものを破壊すること。キャビテーション機能のあるマシンを肌に当てると超音波が照射され、太ももやふくらはぎなどの脂肪にピンポイントに働きかけてくれます。これらの部位は自己流ダイエットで脂肪を落とすことが難しいため、キャビテーションを使用する必要があります。痛みもほとんど感じないため、手軽にチャレンジできるエステマシンと言えるでしょう。

顔のむくみが気になる場合は、美顔器を使ってみてください。美顔器を使用すると顔のむくみが取れて、すっきりしたフェイスラインを手に入れることができます。また、むくみが解消されるだけでなく、肌の汚れや毛穴の黒ずみが落ちたり、シミやシワ、ほうれい線が薄くなったりといいことづくめです。産後はホルモンバランスの影響で、肌が乾燥することが多いため、普段のスキンケアと合わせて美顔器を使用するのもおすすめです。

 

 

産後太りに効く!効果的な運動法

女性の身体は妊娠すると、リラキシンというホルモンが分泌されます。リラキシンは別名「子宮弛緩因子」とも呼ばれています。リラキシンが分泌されると、妊娠に向けて骨盤が緩みます。そして子宮が大きくなるに従って、どんどん骨盤が開いていくのです。

産後は徐々に骨盤も閉まっていきますが、その際に正しい方法で骨盤を整わせないと、歪んだり開いた状態のまま形が固定されてしまいます。骨盤の歪みは産後太りだけでなく、肩こりや腰痛、生理不順の原因にもなる恐れがあるため、早急に対処しなければなりません。

そんな産後の身体に有効なダイエットとしておすすめなのが、骨盤矯正ストレッチです。骨盤の歪みが治れば脂肪の蓄積もおさえられ、産後太りの解消にも繋がります。

ここからは、骨盤矯正ストレッチの具体的なやり方について紹介します。

 

骨盤矯正ストレッチのやり方

  1. まずは床に仰向けの体勢で寝ましょう。
  2. 次に、背骨に沿った向きでローラー、もしくは厚みのある頑丈な本を置きます。この際、ローラーや本の下端が骨盤の上端に当たるよう注意してください。
  3. 片足を伸ばしたままにして、反対側の足を胸に引き寄せたら、5秒キープします。
  4. 反対側も同じように行い、左右3セットずつ行います。

このストレッチをすると、歪んだ骨盤が矯正されます。

ゆったりとした気持ちで行えば、リラックス効果も得られるでしょう。もちろん、一朝一夕で効果が得られるわけではありませんが、とても簡単なストレッチですので、ぜひ日々の隙間時間にチャレンジしてみてください。気長に取り組むことで効果を実感できるはずです。

 

 

産後ダイエットはいつから始めるべき?

産後太りをすると、「今すぐにでも痩せたい!体重を戻したい!」と焦燥感が湧き上がってしまいますよね。しかし、産後に無理は禁物です。産後6週から8週の間は産褥期と呼ばれ、身体が妊娠前に戻るまでの期間になります。産褥期の間はホルモンバランスの変化も激しく、運動に適さない時期です。そのため、産後ダイエットは産褥期が明けてから、つまり産後2か月目あたりから徐々に始めるようにしましょう。なお、産後2か月でも体調が戻らない場合は、もちろん3か月目まで待っても問題ありません。あくまで身体に負担をかけず、無理なく動けるようになってから産後ダイエットに取り組んでみてください。

「産褥期が明けるまで待ってられないから、運動以外のダイエットを始めたい!」という場合は、食事を工夫してみるとよいでしょう。
とはいえ、産後は栄養バランスの取れた食生活をおくることが大事な時期ですので、絶食や置き換えダイエットは控えてください。
代わりに、間食を減らしたり、主食、主菜、副菜に乳製品や果物を合わせたりして、一食の満足度を上げつつ、栄養バランスに気を配るようにしてみましょう。

 

 

産後ダイエットは無理せず気長に続けよう

妊娠・出産は女性の人生において一大イベントと言われているだけあり、心身に非常に大きな負荷をもたらします。産後太りは確かに気になりますが、かといって焦りは禁物。
産後1か月は、なるべくゆったりと過ごし、産褥期が明けてから自分のペースで産後ダイエットを始めてみてください。

骨盤矯正ストレッチなど、産後ダイエットに最適な運動が日常的な習慣になれば、必ず効果はあらわれてきます。食事の栄養バランスにも気を付けながら、気長に産後ダイエットを楽しんでみてくださいね。