コラム

2022.01.20

お風呂上がりのケアで乾燥を防ごう!

お風呂上がりに「なんだか肌がつっぱるな」と感じたことはありませんか?じつは、日常生活の中で肌が最も乾燥しやすい状態は「お風呂から上がった後」といわれているのです。

そこで今回は、お風呂から上がった後の正しい乾燥対策や、使用する製品の選び方をご紹介していきます。いつまでも潤いのある若々しいお肌でいるためにも、正しい肌ケア方法を知っていきましょう。

まず始めに、お風呂から上がったらなぜ「乾燥対策」をしなければいけないのかを説明していきます。

 

 

お風呂から上がったら「1秒でも早いケア」が理想

お風呂から上がったら、「1秒でも早く保湿ケアをする」ことが理想です。お風呂上がりといえば、湯船の蒸気や汗で体が湿っているものです。そのため見た目では「ツヤや潤い」があるように見えるでしょう。

ですが、肌表面が潤って見えているその瞬間も「内部からは水分が蒸発」しているのです。お風呂上がりの肌状態を、少し詳しく解説していきます。

 

お風呂上がりのお肌は「水分蒸発」が早い

お風呂上がりのお肌は、乾燥しやすい2つの理由があります。

  • 体温が上がっていて水分蒸発がしやすいから
  • 皮膚表面の「潤い膜」が洗い流されているから

お風呂は、「体を温める」のが目的です。そのため、お風呂上がりの体は体温が一時的に高くなっていて、水分蒸発がしやすい状態なのです。

さらに、お風呂で体や顔を洗うと、肌内部の潤いを守っていた「皮膚の潤い膜」が洗い流されてしまいます。本来肌に備わっている保湿成分が流されてしまうことで、肌の水分が保てなくなり乾燥してしまうのです。

では、肌を乾燥させないための「保湿ケア」は、どのタイミングで行えばいいでしょうか?次の章で説明していきます。

 

保湿ケアをするタイミングは?

お風呂上がりに保湿をするタイミングは、「1秒でも早くケアをする」が答えです。一般的には、お風呂(湿気が高い空間)から出たあと、約1分後には急激な水分蒸発が始まるとされています。お風呂から出て体や髪の毛の水気を抑えたら、すぐに保湿ケアをすることが理想です。

顔と体のパーツごとに、保湿ケアのタイミングを解説していきます。

 

お風呂上がり【顔の保湿ケア】

全身の皮膚の中でも、皮膚が薄くて乾燥しやすい「顔」は、一番始めに保湿をする必要があります。体、髪の毛の水気を抑えた後すぐに簡易的な保湿ケアをしておくと安心です。化粧水やローション、パパッとつけることができるミストタイプなどでケアをしましょう。

正しいスキンケアでは、美容液やクリームなどを重ねるのが理想的です。ですが、時間勝負のお風呂上がりには、「簡易的な保湿製品で一時的なケア」をしておけばOKです。汗が引いた後に、ゆっくりといつものスキンケアをしてください。

 

お風呂上がり【体の保湿ケア】

体の中でも乾燥しやすいパーツは、「腕と足」です。顔のケアが済んだ後に、ボディケア製品を使って腕、足を保湿してあげましょう。

タオルで水気を抑えた後も、体は汗や蒸気で少し湿っているはずです。じつは、そのタイミングでボディケアをすることが「水分を肌に閉じ込める」ためには理想とされています。湿っている肌に馴染ませるので、軽い質感の乳液やローションタイプが適しています。

次の章では、お風呂上がりに使う「 保湿アイテム」はどのようなポイントで選ぶべきかをまとめています。保湿アイテムの選び方のポイントを知っていきましょう。

 

 

保湿アイテムの3つの選び方

お風呂上がりに使う「 保湿アイテム」を購入するときは、以下の3つのポイントを考慮して選ぶようにしましょう。

  • 保湿成分が配合されているものを選ぶ
  • 使用感で選ぶ
  • 形状で選ぶ

使用する製品に「潤いを守る保湿効果があるのか」を見極めることが重要です。選ぶ時のポイントを、詳しく解説していきます。

 

保湿成分が配合されているものを選ぶ

保湿アイテムは、保湿成分が配合されているかを確認して購入するようにしてください。化粧品のパッケージには、「配合されている全成分」が表記されています。高い保湿効果が期待できる成分が配合されている製品が安心です。

以下は、代表的な保湿成分をまとめた表です。

肌に潤いを与える成分

  • ヒアルロン酸
  • コラーゲン
  • ヒト型セラミド
  • アミノ酸
  • スクワラン など

製品購入時には、パッケージの表記を確認してみてください。

 

使用感で選ぶ

お風呂上がりに使う保湿アイテムは「使用感」で選ぶことも重要です。お風呂上がりの肌は、蒸気や汗でベタつきが残っています。すぐに馴染むような、軽めで伸びが良いものを選ぶようにしましょう。

以下の表は、お風呂上がりの保湿ケアに向いている使用感のものと、おすすめしない使用感のものをまとめた表です。

お風呂上がりの保湿ケアに向いている使用感

おすすめしない使用感

  • ローションタイプ
  • 乳液タイプ
  • 軽い質感のクリーム
  • ウォーターインジェルタイプ
  • 硬めのバームタイプ
  • 濃厚なクリーム

表を参考にして、肌への使い心地も考慮して保湿アイテムを選ぶようにしてみてください。

 

形状で選ぶ

お風呂上がりに使う保湿アイテムは「形状」を考慮しても良いでしょう。素早く保湿ケアができるような、ポンプ式やミストタイプなどは便利です。蓋を開け閉めする時間を短縮する分、早く手軽に保湿ケアが始められます。

保湿アイテムの選び方は知ることができましたね。全身の中でも特に乾燥しやすい「お顔」のケアには、「シートマスク」を使ったお手入れ方法もおすすめです。次の章でご紹介していきます。

 

 

顔のケアには「シートマスク」もおすすめ

お風呂上がりのお顔のケアには、「シートマスク」を使ったお手入れ方法もおすすめです。シートマスクにも種類がありますが、市販で簡単に手に入れることができる以下のアイテムがお手軽です。

  • シートマスクに美容成分が染み込んでいるもの
  • 顔の形になったシートに、自分の愛用化粧水を染み込ませて使うもの

お風呂上がりにすぐに使って、数分間お顔にのせておくだけで「保湿」ができる方法です。お風呂上がりの肌は美容成分の浸透も良い状態なので、スペシャルケアとしてもおすすめです。

 

「シートマスク」の注意点

決められた時間以上に使用していると、シートマスクが乾燥してお肌の水分を奪ってしまうこともあります。マスクをのせたまま、長時間放置することは避けましょう。製品ごとの決められたケア時間を守って使ってみてください。

ここまでは、お風呂上がりの保湿の重要さや、保湿アイテムの選び方についてご紹介していきました。次の章では、顔と体のクリームを分けた方が良い理由を説明していきます。

 

 

顔と体では別のクリームを選ぶ

お風呂上がりに素早く保湿ケアをするなら、「顔と体同じものを使った方が楽」と考える人もいるでしょう。「顔と体兼用」ができる全身用クリームも販売されていますが、可能な限り分けることをおすすめします。

なぜなら、顔のお肌は体よりもデリケートなので、刺激が強すぎる場合もあるからです。全ての人に当てはまることではありませんが、「顔と体」で愛用する製品を分けておくほうが安心です。

 

 

お風呂後の「ケア習慣」でツヤ肌を手に入れよう

今回は、お風呂上がりの保湿ケアの重要性についてご紹介していきました。お風呂上がりのお肌は、水分蒸発で乾燥が急激に進みやすい状態です。1秒でも早い保湿ケアができるように、使いやすい製品を揃えておくようにしましょう。

ツヤがあり潤っている肌は、周りに若々しい印象を与えます。さっそく今夜から、お風呂上がりの「ケア習慣」で、美しい肌を手に入れましょう。